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いちばん大きいレースは有馬記念だと聞いて育ちました
2011.12.22

今週は、みなさんが楽しみにしている“グランプリ”有馬記念です。

我が尾関厩舎は土曜日で本年度の競馬が終わるため、テレビで観戦することになりそうです。

幼い頃から、父親が「いちばん勝ちたいレースは有馬記念だ」と話すのを聞いていました。だからなのでしょう、いわゆるいちばん勝ちたいレースは、その代名詞と言われるダービーという感覚がありません。有馬コンプレックスの方が強いですし、いちばん大きいレースは、有馬記念と天皇賞と聞いて育ちました。

よく父親は、「有馬記念は実力があるだけではダメなんだ。人気がある馬ではないと出走できないものなんだぞ」と口にしていました。父親的には、中山出身でしたので、いちばん大きいレースが有馬記念だという面もあったのでしょう。

そういう環境で育ったもので、僕も有馬記念はやはり楽しみですよ。

今年は、ブエナビスタとオルフェーヴルの対決を楽しみにされている方が多いのでしょうね。その他の馬たちがどう挑んでいくかということになるのでしょうが、やはり中山へのコース適性がポイントになる面があると思っています。携わる馬たちでも、各馬によって適性の差があることは感じますからね。

分かりやすくいえば、実力で決まる傾向が強い東京に対して、やはり中山は、枠などの影響を受ける部分が大きい。その傾向が強いと思います。

我々の意識のなかでは、東京のマイル戦が中山の1800、2000メートルと同じというイメージがあるんですよね。東京の方がより距離適性が求められるというか、中山だと多少ごまかしが利くという感覚があります。

少し力が足りないと感じる馬がいたとした時、東京ではそのまま負けてしまうケースが多いのですが、中山だと上手く対応できてしまうケースがあるのです。

中山はコーナーがきつく、コーナーとコーナーの間の距離が短いということに加えて、スタンド前からのスタートとなると、あの名物の坂を登っていくことも関係あるように思えます。

中山に向くタイプというのはどういう馬なのかと聞かれると、真っ先に思い浮かべるのは器用なタイプ。大きくて、綺麗なフットワークをする馬は、中山でも対応できるかもしれませんが、東京の方が良いと言えるでしょうね。

有馬記念では、過去にはダイユウサクをはじめ人気薄の馬が勝って波乱が演じられることがありました。時には、力通りに決まらないことを指摘する声もありますが、どの馬にもチャンスがあるとも言えると思います。そのことは我々関係者にとっても同じで、携わる馬を出走させ、勝つことを夢見るものです。

話が戻ってしまいますが、僕は親父と仲が悪かった時期があって、当時はほとんど口も利かなかったのですが、カネツクロスが有馬記念に出走した時に、「これだけは観ておこう」と競馬場に行きました。

勝つことができませんでしたが、そういう馬にもよりチャンスが出てくるわけですよね。それが有馬記念であり、グランプリレースである所以なのではないでしょうか。

力通りで決まるのか、それとも紛れが生じるのか。 僕自身も楽しみに観戦したいと思います。

さて、話は変わりますが、年末恒例のライヴを26日(月)に東京の新宿ロフトプラスワンで開催します。ヴォーカルの松岡君も今週から競馬に復帰するということで、やる気に溢れています。

ただ、ケガをしてしまったこともあり、今回披露する予定だったオリジナルの新曲は持ち越しとなってしまいました。

でも、歌ばかりでなく、解説などでお馴染みの谷中公一調教助手と松岡君のトークショーや谷中助手の有馬記念解説など、充実のメニューとなっております。

特別ゲストとして、西田(雄一郎)さんをはじめ、嶋田(純次)君や小野寺(祐太)君、ひょっとすると雄太(中谷騎手)も参加してくれることになっております。

また、レアな物も含めてたくさんのプレゼントも用意しておりますので、年末のお忙しい時期とは思いますが、ぜひ足を運んでいただければと切に願っております。

このコーナーの読者の方々限定でお教えしますと、あるG1ジョッキーが再び熱唱することになっておりますので、ぜひお楽しみに。

詳しくは別掲載させていただきますが、みなさんお誘いあわせの上、ご来場いただけますよう、お願い申し上げます。

毎回言うようですが、これが最後のライヴとなるかもしれません。いつもとお思いでしょうが、常にその危機と背中合わせであるということは強調させていただきます。何卒、何卒、よろしくお願いいたします。

ということで、最後はいつも通り『あなたのワンクリックがこのコーナーの存続を決めるのです。どうぞよろしくお願いいたします』。