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調教師試験合格から開業までの間、収入はどうなっている!?
2014.2.20
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先週、雪による変則開催への対応について話をさせていただいたところ、またしても降雪によって開催が延期される事態となってしまいました。

そうこうしているうちに、この東京開催も最終週を迎え、定年や勇退される調教師の方々や鞭を置く騎手の方々にとってラストウィークを迎えます。

そして翌週からは、新たな調教師や騎手の方々が登場することになります。

季節柄ということもあって、今週はPNタキオンマイスターさんからいただいた、「調教師試験合格後、厩舎を開業するまで1年くらい空きますが、開業に向けて色々馬を見たり他の調教師の方の調教を見ると聞きました。その間は無収入なのですか?」という質問にお答えさせていただきます。

いま関東では合格した翌年の3月に開業するケースが目立ってきていますが、関西はいまでもそうであるように、合格して開業するまで、1年と数ヶ月の間は技術調教師という立場となります。

今回の質問について結論から申しますと、基本的には無収入となります。

騎手の方はまた別ですが、我々調教助手の場合、お給料をいただき、厚生年金と社会保険に加入しています。それが技術調教師となると、それらがなくなります。

なかには、それまで所属していた厩舎の調教師の方から、お給料が支払われるということもあるようですが、あくまで調教師の方のお気持ちひとつであって、規則はありません。

では、恐れ多いですが、もし僕が合格したとしましょう。まずその月締めで調教助手としての責務を終え、尾関先生から調教助手としてのお給料が支給されなくなります。

皆さんのお話を聞きますと、そこから開業までは、僕であれば尾関厩舎で技術調教師として調教に参加する、あるいは他の厩舎の調教に参加しながら、牧場や馬主さんの元へ足を運ぶ、という生活を送るようです。

1年後と言われれば1年、数ヶ月と言われれば数ヶ月は、技術調教師として、そういう生活を送ることとなるわけですが、この期間が基本的に無収入となるのです。

ただ、尾関先生、あるいは調教を手伝った調教師の先生からいくらかお気持ちという形でいただけることはあり得るということです。

先ほど話したように、美浦では合格後、数ヶ月で開業というのが主流となっていて、準備期間が不十分との指摘もあるということです。ところが、収入という面では無収入の期間が少なくなりますので、そういう面では良いのかもしれません。

厩舎を開業する際には、自己資金で賄う方もいらっしゃるようですが、多くの方々は銀行から資金を借り入れられるようです。

僕自身も、貯金をしておかなければなりません。

あと、調教師試験は難しいのですか、とよく聞かれますが、難しくないと言いますか、やってできないことはないという思いで取り組んでおります。

そうです、高校の数3を回答するよりは簡単だと思って頑張っています(笑)。

冗談はその程度にさせていただいて、何とか合格できるように、毎日少しずつではありますが、勉強を頑張っています。

来年こそは、皆様に良いご報告ができることを思い描きながら、今日も勉強してきます。

※西塚助手が皆さんからのご質問にお答えします。上部リンクからお送り下さい!