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ドバイターフの考え方

ドバイターフには、日本からリアルスティールヴィブロスの2頭が参戦する予定だったが、リアルスティールは鼻出血を発症して出走を取り止めたため、今年はヴィブロスのみの参戦で13頭立てで行われることになった。

14年まではドバイデューティーフリーという名称で、15年から現在のドバイターフに変更されたが、過去5年はメイダン競馬場の芝1800mで行われているので、過去5年をデータ対象として振り返ると、前走は同年で③着だった馬が5年すべてで連対していて、5年中4年で勝利していた。

前走③着以内馬は出走馬13頭中10頭と多いが、ここが今年初戦という馬も5頭と少なくない。今年は臨戦間隔がひとつのポイントになりそうだが、今年、前走は同年で③着以内だった馬をピックアップするとザラックエシェムデコレーテッドナイトオパールティアラデットコレクタークーガーマウンテンとなる。

過去5年では、芝G1で③着以内のあった馬も5年すべてで連対していて、5年中4年で勝利しているから、これに該当しているリブチェスターザラックデコレーテッドナイトムタケイエフモンディアリストベリースペシャルヴィブロスクーガーマウンテンドーヴィルロングアイランドサウンドには実績的に敬意を払いたい。

年齢と血統については、4~5歳の父ノーザンダンサー系父サンデー系が過去5年すべてで馬券圏内入りしていて、現在3連勝中となっているから、これに該当するエシェムデコレーテッドナイトオパールティアラベリースペシャルヴィブロスデットコレクタードーヴィルロングアイランドサウンドは注目しておきたい。

騎手については、スミヨン騎手かムーア騎手の騎乗馬が過去5年すべてで連対していること。今年、スミヨン騎手ザラックムーア騎手ドーヴィルに騎乗していて、鞍上的には魅力的な2頭だ。

以上の4点をドバイターフの好走共通項として扱い、該当馬を整理すると次のようになる。

[1]前走は同年で③着(該当馬は過去5年すべてで連対、5年中4年で勝利)

[2]芝G1で③着以内あり(該当馬は過去5年すべてで連対、5年中4年で勝利)

[3]4~5歳の父ノーザンダンサー系か父サンデー系(該当馬は過去5年すべてで馬券圏内、3連勝中)

[4]鞍上はスミヨン騎手かムーア騎手(該当馬は過去5年すべてで連対)

馬名 [1] [2] [3] [4]
1 リブチェスター      
2 ザラック  
3 エシェム    
4 デコレーテッドナイト  
5 オパールティアラ    
6 ムタケイエフ      
7 モンディアリスト      
8 ベリースペシャル    
9 ヴィブロス    
10 デットコレクター    
11 クーガーマウンテン    
12 ドーヴィル  
13 ロングアイランドサウンド    

[1]~[4]ですべてに「○」が付いた馬は不在で、3つに「○」が付いたのはザラックデコレーテッドナイトドーヴィルだった。

ザラック7戦7勝(鞍上はすべてスミヨン騎手)の凱旋門賞馬ザルカヴァの仔で、仏ダービーギョームドルナノ賞でアルマンゾル(16年欧州最優秀3歳牡馬)の②着という実績を持つ。今年初戦となった前走のドバイミレニアムSは差し切りで快勝していて、休み明けの馬が多いだけに、ひと叩きされたアドバンテージがありそう。G1は⑤②④着だが、初制覇のチャンスは十分ではないだろうか。

デコレーテッドナイトはおじにジャイアンツコーズウェイがいる良血馬。近5走で①②①①①着と連外がなく、前走のジェベルハッタで直線で鋭い伸びを見せて差し切り、G1初挑戦で初勝利を挙げた。いまは充実期という感じだし、コース経験があるのも強味だろう。前走がジェベルハッタで③着以内だった馬は過去5年中4年で馬券圏内入りしているから、臨戦状況からも注目度は高い。

ドーヴィルは3頭出しのA.オブライエン厩舎の1頭で、ムーア騎手が手綱を取る。同厩舎所属のガリレオ産駒というのは昨年の凱旋門賞で①②③着だったファウンド、ハイランドリール、オーダーオブセントジョージと同じだ。

ドーヴィルは昨年の英ダービーで⑪着と大敗した後、渡米してベルモントダービー①着、アーリントンミリオン③着とG1で好走した。着実に力を付けている感じだが、今回は7ヵ月半ぶりがどうか。4走前のダンテS(G2)は6ヵ月半ぶりで②着と好走していたが…。

一方、レーティング上位の3頭はリブチェスター(122)、ムタケイエフ(120)、ザラック(116)で、実績的にはリブチェスタームタケイエフが抜けている感じ。

リブチェスターは上表で「○」はひとつのみだったが、G1では③③①②着と馬券圏外がなく、前走のクイーンエリザベス2世Sはマインディング(16年欧州年度代表馬、同馬もA.オブライエン厩舎ガリレオ産駒)の②着だから価値がある。ただ、過去9戦は[3.3.2.1]で、唯一、④着以下となった時が休み明け(6ヵ月半ぶり)で、マイルを超える距離は初となるから、5ヵ月半ぶりと1F延長をどう見るかがカギになりそう。

ムタケイエフも上表で「○」はひとつのみだったが、デビューから[3.7.4.0]と④着以下のない堅実派で、近2走もG1で③③着と好走している。ただ、予定していたステップレースを脚部不安で回避したため、ここは6ヵ月ぶりとなるから、ぶっつけ本番でどれだけ動けるか。

唯一の日本馬となるヴィブロスは[1]と[4]で「○」が付かなかったが、昨年の香港ヴァーズでサトノクラウンを勝利に導いているモレイラ騎手なら上手くリードしてくれそう。左回りは1戦1勝で、中山記念でひと叩きされてきた臨戦はジャスタウェイ(14年①着)、リアルスティール(16年①着)と同じだが、過去5年の③着以内馬15頭はすべて前走③着以内なので、前走⑤着という点がどうか。

24日(金)のJRA発表によると、25日(土)の現地の天気予報は「曇一時雨または雷雨」となっていて、ヴィブロスは道悪が未経験なので、雨予報も気になるところだが…。

まとめると、「◎」は休み明けの前走を快勝してスミヨン騎手と臨む良血馬ザラック、「○」は好走が目立つジェベルハッタ③着以内のデコレーテッドナイト、「▲」は6ヵ月半ぶりがどうかもG1で③③①②着と崩れていないリブチェスター、「△」はドーヴィルムタケイエフヴィブロス

穴ぐさ的存在の「★」としては、「○」がふたつ付いた馬のうち、2走前のドラール賞ザラックに先着していたエシェムA.オブライエン厩舎の1頭で前走の愛サラブレッドマーケティングCで直線大外一気で②着と復調気配を見せたクーガーマウンテン、今回と同コースのバランシーン①着のオパールティアラを挙げたい。

◎ザラック
○デコレーテッドナイト
▲リブチェスター
△ムタケイエフ
△ドーヴィル
△ヴィブロス
★エシェム
★クーガーマウンテン
★オパールティアラ

※ドバイ国際競走は『馬番』と『ゲート番』は同じとなります。