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福島牝馬Sは7歳牝馬ウキヨノカゼが追い込みを決めて重賞3勝目!

写真/稲葉訓也

第14回福島牝馬S(G3、福島芝1800m、晴・良)は、7歳牝馬のウキヨノカゼ(牝7、美・菊沢)が追い込み決めて優勝した。重賞は13年クイーンC、15年キーンランドCに続いて3勝目となった。

レースは内から主張したウエスタンレベッカが逃げる展開で、2番人気のクロコスミアは好位外に控える。1番人気のクインズミラーグロはスタートがひと息で後方2番手から。ウキヨノカゼも後方を進む。

向正面でデンコウアンジュが動いて好位まで進出すると、前にいたクロコスミアも動いて先頭へ。この2頭が馬体を併せて4コーナーに入り、クインズミラーグロも馬群の外から追い上げる。馬群の中からフロンテアクイーンも進出し、ウキヨノカゼはクインズミラーグロを追うようにスパートを開始して直線へ。

デンコウアンジュがクロコスミアを競り落として先頭に立つが、これにフロンテアクイーン、クインズミラーグロが競り合いながら迫る。そのさらに外から急追してきたのがウキヨノカゼで、前の馬をきっちりと交わし去ったところがゴールだった。

2着はクビ差でフロンテアクイーン、3着もクビ差でクインズミラーグロ。2番人気のクロコスミアは直線で粘り切れず7着に失速した。

【ウキヨノカゼ・吉田隼騎手の話】
終いの切れ味がある馬なので、自分のペースで行こうと思っていました。自信はありました。7歳に見えないくらい元気一杯の馬です。最終週ですけど、前残りの馬場でそこは少し心配でした。ちょっと直線で前が詰まって一旦切り替えるロスがあって、短い直線でどうかなと思ったんですけど、最後は馬の力に助けられました。(ヴイクトリアマイルに向けて)楽しみですね。ぜひコンビで乗りたいです。

【全着順】
1着ウキヨノカゼ(1.46.8)
2着フロンテアクイーン(クビ)
3着クインズミラーグロ(クビ)
4着デンコウアンジュ(2馬身)
5着リーサルウェポン(1/2)
6着ギモーヴ(1/2)
7着クロコスミア(クビ)
8着トウカイシェーン(1/2)
9着エテルナミノル(1/2)
10着ロッカフラベイビー(1馬身1/4)
11着ブリガアルタ(アタマ)
12着ハピネスダンサー(2馬身1/2)
13着タマノブリュネット(クビ)
14着ウインファビラス(2馬身1/2)
15着ペイシャフェリス(クビ)
16着ウエスタンレベッカ(3/4)

※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。