帝王賞はケイティブレイブが出遅れながらも差し切りでG1(Jpn1)初制覇!
写真/森鷹史
6月28日(水)、大井競馬場では第40回帝王賞(Jpn1、大井ダート2000m、曇・重)が行われ、福永騎手騎乗のケイティブレイブ(牡4、栗・目野)が差し切りを決めてG1(Jpn1)初制覇を果たした。ケイティブレイブはスタートで躓いて後方からの競馬を余儀なくされたが、直線で外から鋭伸し、内の各馬をあっという間に交わし去って勝利した。
2着は2番手で追走していたクリソライト。逃げたオールブラッシュを3コーナー過ぎで交わして早々と先頭に立つ積極策に出て、残り100m付近まで先頭を走っていたが、ケイティブレイブの末脚に屈した。15年に続いてこのレース2回目の2着。
3着は1番人気のアウォーディー。外目の3番手で追走し、クリソライトをマークするように進出して直線に向いたが、伸びはひと息で、クリソライトを捕まえ切れず、ケイティブレイブにも交わされた。
前寄りで運んだサウンドトゥルー、アポロケンタッキーは差し届かず4着、5着。逃げたオールブラッシュは失速して6着。好位追走のゴールドドリームは直線で伸びを欠いて7着。7頭出走していたJRA勢が7着までを占め、地方馬では8着タマモネイヴィーが最先着となった。
【ケイティブレイブ・福永騎手の話】
非常にコンディションが良かったです。逃げ馬が見当たらなかったので、自分のリズムで行ってどれだけ粘れるかと思っていましたが、スタートで躓いて終わったと思いました(笑)。ただ、いつもと違う形でも馬は落ち着いて走っていたので、自分のリズムを守って直線だけ伸ばそうと。思ったよりも手応えがずっと良かったので、4コーナーを回った時はいけるかなと思いました。
初めて乗せてもらった時から高いポテンシャルを感じていました。自分の形じゃないとモロいところもありましたが、今日は目の覚めるような末脚を使ってくれたので、これからどういう形の競馬でも安定して力を発揮してくれると思います。目野先生が来年定年ということで、何とかそれまでにこの馬でG1をという思いがあったので、達成できて良かったです。
【全着順】1着ケイティブレイブ(2.04.4)
2着クリソライト(1馬身3/4)
3着アウォーディー(3馬身)
4着サウンドトゥルー(1/2)
5着アポロケンタッキー(2馬身)
6着オールブラッシュ(1馬身3/4)
7着ゴールドドリーム(3/4)
8着タマモネイヴィー(4馬身)
9着ミッキーヘネシー(クビ)
10着ウマノジョー(3馬身)
11着サンドプラチナ(4馬身)
12着プレティオラス(4馬身)
13着グレイスフルデイズ(2馬身1/2)
14着ヴァーゲンザイル(3/4)
15着メジャーアスリート(大差)
16着メイショウソレイユ(4馬身)
【払戻金】単勝
3 820円
複勝
3 200円
10 190円
2 120円
枠連複
2-5 2950円
馬連複
3-10 2330円
枠連単
2-5 5350円
馬連単
3-10 5280円
ワイド
3-10 700円
2-3 420円
2-10 390円
3連複
2-3-10 2200円
3連単
3-10-2 20400円
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。