小倉記念は格上挑戦のタツゴウゲキが大接戦を制して重賞初制覇!
写真/稲葉訓也
第53回小倉記念(G3、小倉芝2000m、曇・良)は、落馬負傷したM.デムーロ騎手から急遽、秋山騎手に乗り替わったタツゴウゲキ(牡5、栗・鮫島)が直線でのサンマルティンとの競り合いを制して優勝した。勝ち時計は1分57秒6。
タツゴウゲキは好位内に付け、直線で内を突いて進出。外を回って先に抜け出していたサンマルティンに競りかけ、残り100mを切ってから2頭のマッチレースとなったが、ハナ差で競り勝った。タツゴウゲキは準OPの身で、今回は格上挑戦だったが、軽ハンデ52kgを活かして重賞初制覇を果たした。
2着はサンマルティン。JRA全10場重賞制覇が懸かっていた戸崎騎手は惜しくも記録達成ならず。3着争いも大接戦となったが、フェルメッツァがベルーフにクビ差で先着した。1番人気のストロングタイタンは好位で追走していたが、直線で伸びを欠いて8着に敗れた。
【タツゴウゲキ・秋山騎手の話】
(乗り替わりだったが)52kgは簡単に乗れるので、体重が軽くて良かったです。先生からは状態は良いと聞いていましたし、良い馬だなという印象でした。(レースは)ある程度、前のほうでと思っていて、上手くスタートを出て、ちょうど良いポジションが取れました。いつも戸崎クン(サンマルティンに騎乗)に負けているので、今回も2着かなと思っていましたが、勝ててホッとしました。重賞を勝てて良かったです。
【全着順】
1着タツゴウゲキ(1.57.6)
2着サンマルティン(ハナ)
3着フェルメッツァ(3馬身)
4着ベルーフ(クビ)
5着カフジプリンス(1馬身3/4)
6着ヴォージュ(クビ)
7着フェイマスエンド(クビ)
8着ストロングタイタン(1/2)
9着スピリッツミノル(3/4)
10着クランモンタナ(3馬身)
11着バンドワゴン(3/4)
12着シャドウパーティー(大差)
13着ケイティープライド(クビ)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。