白山大賞典はインカンテーションが直線早々に抜け出し優勝!
写真/稲葉訓也
10月3日(火)、金沢競馬場では第37回白山大賞典(地方交流Jpn3、金沢ダート2100m、曇・不良)が行われ、岩田騎手騎乗で1番人気に支持されたインカンテーション(牡7、栗・羽月)が優勝。自身5勝目となる重賞制覇を飾った。
好スタートを決めたのはクリノスターオー。その内からカツゲキキトキトも押して前を伺うが、そのままクリノスターオーがハナを取り切った。1周目の直線、逃げるクリノスターオーから2馬身離れた2番手をインカンテーションが進み、その内にカツゲキキトキト、外にコパノチャーリーと続く。その1馬身後ろをタガノディグオとナムラアラシが追走。その後ろは大きく離れてマイネルリボーン、アダムズアップル、ミスアバンセ、そして1頭さらに離れてマズルファイヤーといった縦に長い隊列となった。
残り1000mを過ぎて、各馬ジワジワと加速を始めるが、コパノチャーリーの手応えが悪く、早々とムチが入る。3コーナーあたりでインカンテーションが逃げるクリノスターオーを射程圏内に捉え、2頭横並びの形に。クリノスターオー鞍上の幸騎手の手が激しく動くが、インカンテーションはまだ楽な手応え。後方からカツゲキキトキト、ナムラアラシ、タガノディグオも懸命にポジションを上げて、いざ直線へ。
直線に向くや、早々にインカンテーションが抜け出し、そのまま後続との差を広げていく。2~3馬身ほど後方でカツゲキキトキトとクリノスターオーが激しい叩き合いを繰り広げるが、それを後目に最後まで危なげない走りでゴールラインを駆け抜けた。初めての交流重賞挑戦となった前走のかしわ記念は②着。その鬱憤を晴らすかのような快勝だった。岩田騎手の本レースの制覇は5回目となった。
激しい2着争いを制したのは地方の雄カツゲキキトキト。3着にクリノスターオー、4着にタガノディグオ、5着にナムラアラシが入った。もう1頭のJRA馬コパノチャーリーは8着という結果となった。
【インカンテーション・岩田騎手の話】
外枠でしたし、行ければ行こうと思っていましたが、先手を取る馬がいましたので、2番手に抑えて自分のペースで行きました。後ろを気にしながらレースを進めましたが、手応えがよく、4コーナーで先頭に立って押し切れると思って行きました。前回乗せてもらって、しぶとい力のある馬だと思っていましたし、今回も順調で返し馬から調子が良いと思っていました。これからも1戦、1戦、強くなっていくと思います。
【全成績】1着 インカンテーション (2.13.6)
2着 カツゲキキトキト (2馬身1/2)
3着 クリノスターオー (1/2)
4着 タガノディグオ (3馬身)
5着 ナムラアラシ (2馬身1/2)
6着 マイネルリボーン (7馬身)
7着 ミスアバンセ (1馬身1/2)
8着 コパノチャーリー (5馬身)
9着 アダムズアップル (大差)
10着 マズルファイヤー (大差)
【払戻金】単勝
10 200円
複勝
10 110円
3 150円
8 130円
枠連複
3-8 1,070円
馬連複
3-10 970円
枠連単
8-3 1,340円
馬連単
10-3 1,570円
ワイド
3-10 280円
8-10 170円
3-8 330円
3連複
3-8-10 810円
3連単
10-3-8 4,600円
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。