日経賞はマイペースで先行したガンコが押し切り勝ち!
写真/佐々木光
第66回日経賞(G2、中山芝2500m、晴・良)は、藤岡佑騎手騎乗で単勝3番人気のガンコ(牡5、栗・松元)が制し、重賞初制覇を飾った。
序盤はロードヴァンドール、ガンコが前を窺い、1周目のホームストレッチに入るところでガンコがハナへ。2番手にロードヴァンドール。1番人気のキセキ、2番人気トーセンバジルは序盤は中団に控えた。
2周目の向正面に入る手前でレースが動き、キセキが一気に進出して先頭に立ち、リードをとって馬群を引っ張る形に。ガンコはこれを見ながら自分のペースを守り、勝負所で再度進出してキセキに並びかけたところで直線を向いた。
直線に入ってキセキが後退すると、代わってガンコが先頭に立ち、後続との差を離していく。坂を上がって外からチェスナットコート、サクラアンプルールが差を詰めてきたが、ガンコは最後まで譲らず先頭でゴールを駆け抜けた。
2着はチェスナットコート、3着はサクラアンプルール。トーセンバジルは勝負所での反応が鈍い感じで、直線で差を詰めたものの5着まで。キセキは直線で失速し、9着に敗れた。
【ガンコ・藤岡佑騎手の話】入りは決して速い流れではなかったので、前半のお釣りがあった分、強気に動いていけたかな、と思います。(キセキが来た時は)あのまま先頭でペースを落とすようだったら自分も動いていこうと思ったのですが、少しオーバーペース気味に行ったので、あまり深追いせずに、ペースは上手くコントロールできたと思います。最後はしっかり伸びていましたし、余力もありましたから、もう少し溜めてもいいかと思うほどの競馬でした。距離は大丈夫だと思うので、また頑張ってくれると思います。
【全着順】1着ガンコ(2.33.9)
2着チェスナットコート(3/4)
3着サクラアンプルール(3/4)
4着ロードヴァンドール(アタマ)
5着トーセンバジル(3/4)
6着ゼーヴィント(アタマ)
7着ソールインパクト(1馬身)
8着ノーブルマーズ(クビ)
9着キセキ(1/2)
10着アルター(アタマ)
11着ピンポン(4馬身)
12着ショウナンバッハ(3/4)
13着ナスノセイカン(アタマ)
14着アクションスター(大差)
15着サイモントルナーレ(5馬身)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。