王者揺るがず! 中山グランドジャンプはオジュウチョウサンが大差でレコード勝ち!
写真/川井博
第20回中山グランドジャンプ(J・G1、中山障芝4250m、曇・良)は、石神騎手騎乗で単勝1.5倍の圧倒的1番人気に推されたオジュウチョウサン(牡7、美・和田一)が4分43秒0のレコードタイムで制した。
序盤から2番人気アップトゥデイトが先頭に。道中でマイネルクロップが絡んでくる場面もあったが、アップトゥデイトが終始レースを引っ張る形となった。
昨年の中山大障害はアップトゥデイトが大逃げを打つ形になったが、今回のオジュウチョウサンはアップトゥデイトを終始射程圏に入れてレースを進めた。
最後の向正面に入るところでアップトゥデイトが差を拡げにかかったが、オジュウチョウサンも離されずに付いて行く。オジュウチョウサンは4コーナー手前でアップトゥデイトを捉えると、後は後続との差を拡げる一方で、後続に大差をつけて悠々とゴールに入った。
大差の2着はアップトゥデイト。さらに9馬身差の3着は3番人気ニホンピロバロンで、人気通りの決着となった。
オジュウチョウサンは中山グランドジャンプ3連覇で、J・G1は5勝目となった。
【オジュウチョウサン・石神騎手の話】アップトゥデイトにあまり離されないようにするのが今回の作戦でした。アップトゥデイトより内枠を引いたので、少し出していって慌てさせるような感じで行ければと思っていたので、そんな感じで行けました。(4コーナーでは)もう少し我慢したかったのですが、引っ張りきれなくて。道中で絡まれたりして決して楽な競馬ではなかったと思うのですが、あれだけ走ってきて引っ張りきれないというのは、凄いと思います。このままずっと無敗で行きたいと思います。
【全着順】1着オジュウチョウサン(R4.43.0)
2着アップトゥデイト(大差)
3着ニホンピロバロン(9馬身)
4着ルペールノエル(4馬身)
5着テイエムオペラドン(クビ)
6着クランモンタナ(6馬身)
7着シンキングダンサー(1馬身1/4)
8着メイショウアラワシ(大差)
9着サンレイデューク(ハナ)
10着トーセンメリッサ(大差)
11着サムライフォンテン(大差)
12着マイネルクロップ(大差)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。