皐月賞はエポカドーロが2馬身差で快勝!
写真/川井博
第78回皐月賞(G1、中山芝2000m、曇・稍重)は、エポカドーロ(牡3、栗・藤原英)が離れた4番手追走から直線で抜け出し、2馬身差を付けて快勝した。エポカドーロは重賞初制覇で、オルフェーヴル産駒は牡駒からもG1馬が誕生した。
レースはアイトーンがハナを切り、ジュンヴァルロとジェネラーレウーノが続いたが、その3頭から後続は大きく離れる形になった。4~6番手にエポカドーロ、サンリヴァル、ケイティクレバーが続き、後方寄りにタイムフライヤーやオウケンムーン、ジャンダルムとなり、ワグネリアン、グレイル、ステルヴィオ、キタノコマンドールという上位人気馬が後方に位置した。
3~4コーナーでも先行3頭と後続の差は大きくは縮まらず、直線に向くとジェネラーレウーノが先頭に躍り出る。その後ろから伸びてきたのがエポカドーロとサンリヴァルで、後続勢も脚を伸ばしてくるが、交わす勢いまではない。坂を登ってからジェネラーレウーノを交わしたエポカドーロが後続に差を付け、そのまま先頭てゴールを駆け抜けて一冠目を制した。勝ち時計は2分0秒8(稍重)。
2着にはサンリヴァルが入り、そこから1馬身ほどの3着争いが激しくなり、粘るジェネラーレウーノにステルヴィオやキタノコマンドール、グレイルなどが詰め寄ったが、ジェネラーレウーノが残して3着となった。ステルヴィオが4着、キタノコマンドールが5着、グレイルが6着だった。
【エポカドーロ・戸崎騎手の話】自分自身、クラシックを取っていなかったので、取れたことを嬉しく思いますし、改めてG1は格別に嬉しいレースだと思いました。ずっと乗せていただいていて、今日は調子の良さや成長も感じて、良い雰囲気でした。先生(藤原英調教師)とも相談して、前を見ながらレースを運ぼうと考えていました。馬場が緩く、少し外を回りましたけれど、手応えも十分で反応も良く、しっかり伸びてくれました。G1馬として次の舞台に堂々と向かえますし、使っていくごとに成長してくれていますので、今後も応援してあげてください。
【全着順】1着エポカドーロ(2.0.8)
2着サンリヴァル(2馬身)
3着ジェネラーレウーノ(1馬身3/4)
4着ステルヴィオ(クビ)
5着キタノコマンドール(ハナ)
6着グレイル(ハナ)
7着ワグネリアン(1馬身1/2)
8着アイトーン(1馬身)
9着ジャンダルム(アタマ)
10着タイムフライヤー(3/4)
11着ケイティクレバー(クビ)
12着オウケンムーン(1馬身1/4)
13着マイネルファンロン(3/4)
14着ダブルシャープ(1馬身)
15着ジュンヴァルロ(4馬身)
16着スリーヘリオス(8馬身)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。