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天皇賞・春もノーザンテーストを持つ馬に注目!?

先週(4月21日~22日)の穴ぐさ💨は[6.7.8.94](複勝率18.3%)でした。フローラSで13番人気だったパイオニアバイオが②着に激走しましたが、指名しきれませんでした。すみません。

【A】評価だったノーブルカリナンが馬体重20kg減(418kg)だったり、【C】評価だったウスベニノキミが序盤に挟まれてスムーズに走れなかったりしましたが、それよりも、パイオニアバイオの外枠(8枠15番)を気にしすぎたのがいちばんの要因だったように思います。

重賞に限らず、外枠の先行馬を指名しきれないケースがあるので、その点に注意して、今週末以降に巻き返せるように頑張ります。

今週は天皇賞・春が行われます。昨年はキタサンブラックが1番人気で優勝しましたが、天皇賞・春を1番人気馬が制したのは2006年のディープインパクト以来だったんですよね。1番人気が2年連続で優勝すれば00~01年のテイエムオペラオー以来となりますが、今年の1番人気には何が推されて、どのような着順となるでしょうか。

今年、芝3000m以上の重賞は2レース(ダイヤモンドS、阪神大賞典)が行われていて、ダイヤモンドSはフェイムゲーム、阪神大賞典はレインボーラインが勝利しています。フェイムゲームはロイヤルサッシュの牝系で、レインボーラインの父ステイゴールドはロイヤルサッシュの牝系なんですよね。ロイヤルサッシュにノーザンテーストを掛け合わされて生まれたのがダイナサッシュ(ステイゴールドの祖母)です。

芝3000m以上の重賞は年に5レース(ダイヤモンドS、阪神大賞典、天皇賞・春、菊花賞、ステイヤーズS)あり、2015年以降の勝ち馬を見ると、血統表内にノーザンテーストを持つ馬がとても多くなっています。

【2015年以降の芝3000m以上の重賞勝ち馬】
レース 勝ち馬 人気 ノーザンテースト
2018年阪神大賞典 レインボーライン 3 父母母父
2018年ダイヤモンドS フェイムゲーム 1 母母母父
2017年ステイヤーズS アルバート 1 母母父
2017年菊花賞 キセキ 1 父母母父
2017年天皇賞・春 キタサンブラック 1 母父母父
2017年阪神大賞典 サトノダイヤモンド 1 なし
2017年ダイヤモンドS アルバート 1 母母父
2016年ステイヤーズS アルバート 1 母母父
2016年菊花賞 サトノダイヤモンド 1 なし
2016年天皇賞・春 キタサンブラック 2 母父母父
2016年阪神大賞典 シュヴァルグラン 1 なし
2016年ダイヤモンドS トゥインクル 4 母父
2015年ステイヤーズS アルバート 1 母母父
2015年菊花賞 キタサンブラック 5 母父母父
2015年天皇賞・春 ゴールドシップ 2 父母母父
2015年阪神大賞典 ゴールドシップ 1 父母母父
2015年ダイヤモンドS フェイムゲーム 1 母母母父

複数回勝っている馬が5頭いますが、のべ17頭のうち14頭は4代血統表内にノーザンテーストを持っていました。ノーザンテーストを持たずに優勝したのはサトノダイヤモンド(16年菊花賞、17年阪神大賞典)とシュヴァルグラン(16年阪神大賞典)で、この2頭は1番人気でした。つまり、近年の芝3000m以上の重賞は、1番人気馬ノーザンテーストを持つ馬が勝っているということです。

今年の天皇賞・春には17頭が登録していますが、意外にノーザンテーストを持つ馬が多くありません。4代血統表内に持っているのは、アルバート(母母父)、トーセンバジル(母母父)、ピンポン(母母父父)、レインボーライン(父母母父)の4頭です。この他では、5代目に持つ馬としてガンコ(父父母母父)がいます。これらの中から優勝馬が現れるでしょうか!?

4月28日~29日に行われる3場(東京、京都、新潟)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

4月28日~29日
場所
東京 Aコース・2週目
京都 Cコース・2週目
新潟 Bコース・1週目

4月28日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 秩父特別 [0.0.0.5]
東京10R 春光S [1.0.2.12]
東京11R 青葉賞 [1.1.2.27]
京都9R 矢車賞 [0.0.0.5]
京都10R 烏丸S [0.2.1.17]
京都11R 天王寺S [0.1.2.22]
新潟10R ゆきつばき賞 [0.1.2.21]
新潟11R 邁進特別 [1.2.0.31]
新潟12R 春日山特別 [1.0.0.1]

4月29日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 陣馬特別 [0.0.1.17]
東京10R 晩春S [1.2.2.22]
東京11R スイートピーS [1.0.1.29]
京都8R 鷹ケ峰特別 [1.2.1.27]
京都9R 糺の森特別 [0.0.1.13]
京都10R 端午S [1.1.3.23]
京都11R 天皇賞・春 [1.0.1.29]
京都12R 高瀬川S [1.0.2.29]
新潟10R 五泉特別 [2.2.2.24]
新潟11R 谷川岳S [1.1.0.24]
新潟12R 中ノ岳特別 [0.2.0.23]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
青葉賞(G2、東京芝2400m)

青葉賞での穴ぐさ💨は[1.1.2.27](複勝率12.9%)で、複勝回収率は116%です。昨年は【A】評価だったアドマイヤウイナーが③着に食い込みました。同馬を含めて馬券に絡んだ穴ぐさ💨4頭は5~6枠でした。

過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は8頭いて、いずれも前走が芝2000~2200mで④着以内でした。09年以降の7頭は前走が芝2200mだったので、前走2200m組に目を光らせましょう。

09年以降の激走馬は7頭のうち6頭が左回りで③着以内に入ったことがあったので、左回り実績も確認しておきましょう。

注目レース
端午S(OP特別、京都ダート1400m)

端午Sでの穴ぐさ💨は[1.1.3.23](複勝率17.9%)で、複勝回収率は115%です。1400m戦となったのは13年からで、その後は[1.1.2.11](複勝率26.7%)という成績です。

ダート1400m戦で馬券に絡んだ穴ぐさ💨は父がミスプロ系ノーザンダンサー系で、父がノーザンダンサー系の2頭は母父がサンデー系でした。4頭は前走がダート1400m以外で④着以下でしたが、2走前以前にダート1400mで勝ったことがあったので、ダート1400m実績を評価しましょう。

注目レース
春光S(1600万、東京ダート2100m)

春光Sでの穴ぐさ💨は[1.0.2.12](複勝率20.0%)で、複勝回収率は122%です。一昨年はセイカフォルテが11番人気で③着、昨年はデビルズハーツが13番人気で①着となりました。

2100m戦で馬券圏内に入った2頭は馬番4~7番で、左回りで3勝以上をマークしていました。その2頭は前走が右回りで⑨着以下だったので、サウスポーを侮らないようにしましょう。

注目レース
五泉特別(500万、新潟芝1400m)

五泉特別での穴ぐさ💨は[2.2.2.24](複勝率20.0%)で、複勝回収率は103%です。

このレースが1400m戦になったのは11年からで、その後は[1.2.1.17](複勝率19.0%)です。1400m戦で激走した穴ぐさ💨は4~6歳の父サンデー系の牡馬です。4頭は左回りの芝で連対歴があったものの、4頭中3頭は新潟芝での好走歴がなかったので、新潟実績にこだわらず、左回り実績を評価するようにしましょう。

ちなみに…
天皇賞・春での穴ぐさ💨は[1.0.1.29]です。過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭います。

激走馬8頭のうち7頭は馬番6番以内で、2010年以降の7頭は父サンデー系です。8頭のうち5頭は前走④着以内で、それ以外の3頭は芝3000m以上のOPで③着以内に好走したことがありました。激走した8頭のうち6頭は10番人気以下だったので、超人気薄でも内目の枠に入った父サンデー系や長距離実績馬は侮らないようにしましょう。