NHKマイルCはケイアイノーテック&藤岡佑騎手が差し切り優勝!
写真/川井博
第23回NHKマイルC(G1、東京芝1600m、晴・良)は、直線での差し争いとなり、後方に位置していたケイアイノーテック(牡3、栗・平田)が直線で外から伸び、他馬をまとめて差し切って優勝した。
ケイアイノーテックを管理する平田調教師は2012年のカレンブラックヒル以来となるNHKマイルC2勝目。藤岡佑騎手はデビュー15年目で、JRA・G1が挑戦86戦目での初制覇となった。
レースはテトラドラクマとダノンスマッシュが並走で逃げ、ミスターメロディらが続き、ギベオンやパクスアメリカーナなどが先行馬を見る位置に付けた。カツジが出負けしながら中団まで上がり、レッドヴェイロンやタワーオブロンドンなどが中団を追走。後方にプリモシーンやケイアイノーテック、デルタバローズなどが付けた。
直線に向くとミスターメロディを交わしてギベオンが先頭に立ち、外からパクスアメリカーナ、レッドヴェイロンらが脚を伸ばし、さらに外からケイアイノーテックが鋭伸してくる。ギベオンが最後まで渋太く粘っていたが、ケイアイノーテックの伸び脚が勝り、最後にクビ差交わしたところがゴールだった。勝ち時計は1分32秒8(良)。
クビ差2着がギベオンで、アタマ差の3着にレッドヴェイロンが入った。ミスターメロディは最後に差し返すように伸びたものの4着で、5着にはケイアイノーテックの後ろから伸びたプリモシーンが入った。
パクスアメリカーナは6着、タワーオブロンドンは12着、テトラドラクマは14着だった。
【ケイアイノーテック・藤岡佑騎手の話】決して上手く乗ったとは言えない競馬で、能力だけでまとめて差し切ってくれました。思っていた以上に行き脚が付かなくて、腹をくくって乗りました。横風もきつくて煽られたりしていたんですけれど、馬のアクションは良かったので、信じて懸命に追いました。最後は馬が気力で(前に)出てくれたという感じで、馬に感謝しかないです。今日はG1馬に相応しい走りだったと思います。
【全着順】1着ケイアイノーテック(1.32.8)
2着ギベオン(クビ)
3着レッドヴェイロン(アタマ)
4着ミスターメロディ(3/4)
5着プリモシーン(クビ)
6着パクスアメリカーナ(1馬身1/4)
7着ダノンスマッシュ(クビ)
8着カツジ(1馬身3/4)
9着デルタバローズ(ハナ)
10着カシアス(クビ)
11着リョーノテソーロ(1馬身1/4)
12着タワーオブロンドン(クビ)
13着フロンティア(クビ)
14着テトラドラクマ(クビ)
15着ファストアプローチ(3/4)
16着ルーカス(3馬身)
17着アンコールプリュ(1/2)
18着ロックディスタウン(大差)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。