ヴィクトリアマイルはジュールポレールがハナ差でリスグラシューを抑えて優勝!
写真/川井博
第13回ヴィクトリアマイル(G1、東京芝1600m、雨・稍重)は、ジュールポレール(牝5、栗・西園)がリスグラシューの追撃をハナ差抑えて優勝した。ジュールポレールは5度目挑戦での初重賞制覇をG1の舞台で飾った。
リスグラシューは外からよく追い込んだものの2着で、先行馬を見る位置から脚を伸ばしたレッドアヴァンセが3着に入った。アエロリットは4着、ミスパンテールは5着、アドマイヤリードは8着、ソウルスターリングは7着だった。
レースはカワキタエンカが逃げ、リエノテソーロやレーヌミノル、アエロリットが先行し、それらを見る位置にレッドアヴァンセやラビットラン、レッツゴードンキらが続いた。中団をジュールポレールやミスパンテール、ソウルスターリング、アドマイヤリードらが形成し、後方寄りにリスグラシューやデンコウアンジュらが追走した。
直線に向いて残り400mを切るとアエロリットが先頭に立ったが、後続を突き放すまでには至らない。その直後からレッドアヴァンセが伸びてきて、さらに外からジュールポレール、リスグラシューが差し込んできた。レッドアヴァンセが粘る中、ジュールポレールとリスグラシューが伸び、ゴール板前では2頭の鼻面が揃った感じだったが、わずかにジュールポレールが先着して優勝した。勝ち時計は1分32秒3(稍重)。
ハナ差2着がリスグラシューで、そこからクビ差の3着がレッドアヴァンセだった。
【ジュールポレール・幸騎手の話】スタートしてもう少し前に行く予定だったので、思っていたよりは一列後ろになりました。理想とはちょっと違いましたけれど、馬を信じて乗りました。前(の馬)も渋太かったですし、前を交わしたと思ったら、外から良い脚で来ていたので、最後は必死でした。勝ったかどうかは分からず、向こう正面でJRAの方から「勝ってます」と言われて確信しました。おそらく18番目の馬だったと思うんですけれど、抽選をクリアできて、この雨も良かったと思うので、本当に運が良かったと思います。応援をしていただき、ありがとうございました。
【全着順】1着ジュールポレール(1.32.3)
2着リスグラシュー(ハナ)
3着レッドアヴァンセ(クビ)
4着アエロリット(1/2)
5着ミスパンテール(1馬身1/4)
6着レッツゴードンキ(1/2)
7着ソウルスターリング(アタマ)
8着アドマイヤリード(1馬身3/4)
9着ワントゥワン(クビ)
10着レーヌミノル(クビ)
11着メイズオブオナー(1馬身1/4)
12着デンコウアンジュ(クビ)
13着ラビットラン(ハナ)
14着カワキタエンカ(1馬身1/4)
15着リエノテソーロ(1/2)
16着デアレガーロ(クビ)
17着エテルナミノル(1/2)
18着クインズミラーグロ(1馬身1/2)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。