安田記念は連闘策のモズアスコットがタイレコードで制す!
写真/川井博
第68回安田記念(G1、東京芝1600m、晴・良)は、連闘策で挑んだモズアスコット(牡4、栗・矢作)が1分31秒3のタイレコードで制し、G1の舞台で重賞初制覇を果たした。
レースはウインガニオンが逃げる展開で、モズアスコットは中団の馬群で脚を溜める。1番人気のスワーヴリチャードは前寄りの内で追走し、2番人気のペルシアンナイトは出遅れたが中団に取り付き、3番人気のサングレーザーも前寄りを進む。
直線に入り、先行していたアエロリットがウインガニオンを交わして先頭へ。その離れた外からスワーヴリチャードが進出し、さらに外からサングレーザー、サトノアレスも脚を伸ばす。アエロリットとスワーヴリチャードの間のスペースから猛追してきたのがモズアスコットで、グイッとクビが出たところがゴールだった。
2着はクビ差で一旦先頭の場面を作ったアエロリット。スワーヴリチャードは渋太く伸びたが、最後のひと押しが利かず、3/4馬身差の3着となった。
サトノアレスは出遅れながらも大外から伸びたが4着まで。サングレーザーは直線で伸び負けして5着だった。
【モズアスコット・ルメール騎手の話】
(連闘だったが疲れは)なかったですね。レース前はちょっと心配しましたが、馬の状態が良かったので、返し馬の後で安心しました。勝つ自信がありました。スタートの後でちょっとぶつけられたので、ポジションを探して、前にスワーヴリチャードがいたので直線でマークしました。馬がよく頑張ってくれました。G1を勝つことができてすばらしいです。ソウルスターリングもそうですし、フランケルの仔が好きです(笑)。今日はメンバーのレベルが高く、そこで勝てたので、またマイルでG1を勝てると思います。
【全着順】
1着モズアスコット(1.31.3)
2着アエロリット(クビ)
3着スワーヴリチャード(3/4)
4着サトノアレス(1/2)
5着サングレーザー(クビ)
6着ペルシアンナイト(1馬身1/4)
7着ウインガニオン(2馬身)
8着リスグラシュー(クビ)
9着レッドファルクス(クビ)
10着ウエスタンエクスプレス(1馬身1/4)
11着キャンベルジュニア(1/2)
12着レーヌミノル(3/4)
13着ヒーズインラブ(1馬身)
14着ダッシングブレイズ(アタマ)
15着リアルスティール(アタマ)
16着ブラックムーン(アタマ)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。