スプリンターズSはファインニードルが1番人気に応えて差し切り勝ち!

第52回スプリンターズS(G1､中山芝1200m､雨･稍重)は､ファインニードル(牡5､栗･高橋忠)が差し切り､1番人気に応えて春秋のスプリントG1制覇を成し遂げた｡勝ち時計は1分8秒3(稍重)だった｡

レースはワンスインナムーンが逃げ､ラブカンプーやナックビーナス､ラインスピリット､セイウンコウセイらが続く形になった｡中団でアレスバローズやファインニードルやキャンベルジュニアらが追走し､ラッキーバブルズやレッツゴードンキ､レッドファルクス､ムーンクエイクなどが後方に位置した｡

直線に入ってワンスインナムーンにラブカンプーが並びかけ､ナックビーナスも先頭を窺うが､ナックビーナスは伸びきれない｡替わって馬場の中央を伸びてきたのがファインニードルで､先頭に立ったラブカンプーに襲いかかり､最後は僅かの差だったが､ファインニードルが交わし切って優勝した｡

ラブカンプーはクビ差の2着で､3着には好位のインから脚を伸ばしたラインスピリットが入った｡内目を捌いたダイメイプリンセスが4着で､5着はレッツゴードンキだった｡

ナックビーナスは7着､ワンスインナムーンは6着､レッドファルクスは10着､アレスバローズは14着に敗れた｡

【ファインニードル･川田騎手の話】
今日は返し馬で凄く良いなという感じではなかったんですが､競馬に行ったら走ってくれるだろうという期待を込めて臨みました｡前半は思っていたよりも進んで行かず､少し外目になって4コーナーでの手応えもさほど良くなく､ただただ信じるのみでした｡それでも直線に向いて動いてくれて､前との距離を見て､なんとか届いてくれるだろうと思いました｡今年は充実した内容で､着差はわずかですが､しっかりとG1をふたつ勝ち切ってくれていますので､今後は日本の短距離界の頂点の馬として､この馬が目指すべきところで強さを見せてくれるといいなと思っています｡

【全着順】
1着ファインニードル(1.8.3)
2着ラブカンプー(クビ)
3着ラインスピリット(1/2)
4着ダイメイプリンセス(クビ)
5着レッツゴードンキ(3/4)
6着ワンスインナムーン(クビ)
7着ナックビーナス(アタマ)
8着キャンベルジュニア(1馬身1/4)
9着ヒルノデイバロー(ハナ)
10着レッドファルクス(1/2)
11着ティーハーフ(クビ)
12着セイウンコウセイ(1馬身)
13着ムーンクエイク(クビ)
14着アレスバローズ(1馬身3/4)
15着スノードラゴン(5馬身)
中止ラッキーバブルズ

---

※結果･払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください｡