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凱旋門賞はエネイブルが連覇達成! クリンチャーは17着に敗れる

写真/森鷹史


第97回凱旋門賞(G1、パリロンシャン芝2400m、良)は、昨年の覇者で長期休養明けの前走を勝利していたエネイブル(牝4、英・J・ゴスデン)が早めに抜け出し、最後に急追してきたシーオブクラスの追撃を凌いで優勝した。勝ち時計は2分29秒24(良)。鞍上のL・デットーリ騎手は凱旋門賞6度目の制覇となった。

日本から挑戦したクリンチャー(牡4、栗・宮本)はゲート番号1番を利して武豊騎手が好位のインを追走し、直線に向いたが、追い出されてから反応できず、他馬に交わされて17着に敗れた。

ゲート番号10番のエネイブルは先行馬を見る位置に付け、L・デットーリ騎手ががっちり抑えて折り合いを付けた。中団にタリスマニックやスタディオブマン、クロスオブスターズなどが続き、中団後方寄りにヴァルトガイストが追走。後方にキューガーデンズやシーオブクラスが位置した。

隊列に大きな変化はなく、そのまま直線に向くと、残り300mでエネイブルが先頭に躍り出る。それを追ってクロスオブスターズが脚を伸ばし、馬群の内目をヴァルトガイストが伸び、シーオブクラスも他馬を捌きながら急追してくる。先に抜けたエネイブルにシーオブクラスが襲いかかり、最後は牝馬同士の争いになったが、エネイブルが押し切って連覇を達成した。

シーオブクラスは後方から鋭い伸びを見せたものの、惜しくも2着まで。3着にはクロスオブスターズが入り、昨年の1&2着馬が今年は1&3着に入る結果になった。

【全着順】
1着エネイブル(2.29.24)
2着シーオブクラス(短クビ)
3着クロスオブスターズ(3/4)
4着ヴァルトガイスト(3/4)
5着カプリ(1馬身1/2)
6着サルウィン(1/2)
7着キューガーデンズ(クビ)
8着ネルソン(クビ)
9着スタディオブマン(短クビ)
10着マジカル(3/4)
11着ウェイトゥパリス(1/2)
12着ティベリアン(3/4)
13着タリスマニック(4馬身1/2)
14着パタスコイ(短クビ)
15着デフォー(1/2)
16着ハンティングホーン(4馬身1/2)
17着クリンチャー(2馬身)
18着ヌフボスク(3馬身1/2)
19着ルイドール(大差)

※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。

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