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今年はファン投票1位に追い風!? 今週は有馬記念、阪神C!
今週は中山で暮れの大一番・第63回有馬記念(G1、中山芝2500m)が行われる。ファン投票TOP10のうち、1位レイデオロ、3位オジュウチョウサン、5位サトノダイヤモンド、6位キセキ、8位ミッキーロケット、9位シュヴァルグランと、平地と障害のG1ウイナー6頭が登録している。
2000年以降、ファン投票で1位だった馬は[6.3.1.5]。年齢別で見ると、3歳[0.1.0.1]、4歳[4.2.0.0]、5歳[2.0.1.2]、6歳[0.0.0.2]となっているから、ダービー、天皇賞・秋に続くG1・3勝目を狙うレイデオロには追い風が吹いている。9~12月は[6.1.0.0]と抜群の安定感を誇り、中山に限れば3戦3勝。自身の成績からもファンの期待に応える可能性は十分と言えそうだ。
キセキは今秋復帰後、川田騎手とコンビを組んでから③③②着。いずれも前で運ぶ形で粘り込み、一時のスランプから完全に脱した。前走のジャパンCはアーモンドアイの後塵を拝したものの、③着スワーヴリチャードには3馬身半差を付けていたから能力は高い。ルーラーシップは有馬記念で⑥④③着だったが、息子は父を越えられるか。
サトノダイヤモンドは高速決着がこたえたようで、前走のジャパンCで⑥着に敗れたが、芝2500m以上は①①①③着と馬券圏外がなく、その勝利の中には一昨年の有馬記念も含まれている。コース替わりはプラスだろう。13年オルフェーヴル、14年ジェンティルドンナ、17年キタサンブラックは有馬記念を制して引退の花道を飾っていたが、これらに続けるか。
オジュウチョウサンはレイデオロ、アーモンドアイとともに得票数が10万を超え、ファンの注目を集めている。現在は障害重賞(9勝)、平地戦(2勝)をあわせて11連勝中。有馬記念で4勝しているステイゴールド産駒で、母父は有馬記念を連覇したシンボリクリスエスという血統背景も魅力だろう。今回は一気の相手強化となるが、大一番で存在感を示せるか。
その他、天皇賞・秋⑤⑦着のミッキーロケット、マカヒキ、菊花賞④着のブラストワンピース、エリザベス女王杯③着のモズカッチャン、ジャパンC⑤着のミッキースワロー、凱旋門賞⑰着のクリンチャー、アルゼンチン共和国杯①着のパフォーマプロミス、ステイヤーズS①着のリッジマン、地方馬ハッピーグリンなど。
なお、今週は阪神で第13回阪神C(G2、阪神芝1400m)も行われる。ケイアイノーテック、サトノアレス、ジュールポレール、レーヌミノル、レッドファルクスと5頭のG1馬を含めた17頭が登録していて、熱戦が繰り広げられそうだ。