競馬ニュース
本番直結の潮流に乗る馬は!? 今週は根岸S、シルクロードS、愛知杯!
今週は東京で第33回根岸S(G3、東京ダート1400m)が行われる。昨年はノンコノユメが1分21秒5(重)のレコードで勝利し、次走のフェブラリーSでもゴールドドリーム、インカンテーションとの追い比べを制して2連勝でG1制覇を果たした。16年もモーニンが根岸S→フェブラリーSと2連勝、一昨年の勝ち馬カフジテイクはフェブラリーSで③着と、勝ち馬は3年連続で本番で好走しているが、今年もその流れが続くのかどうか。
コパノキッキングは、以前は逃げ一辺倒だったが、3走前から差す競馬に転じて3連勝。前走のカペラSはメンバー中最速の上がり34秒9を使って大外一気を決め、初挑戦で重賞タイトルを獲得した。ダート1200m以下は6戦6勝に対し、ダート1400mは②④着。ただ、その2戦は逃げていたので、差す形なら違う結果が出る可能性も。
サンライズノヴァは前走のチャンピオンズCで⑥着だったが、今回はOP5勝を含めて[6.3.0.2]と相性抜群の東京ダートに替わる。東京ダート1400mは①②②①着と連外がなく、昨年の根岸Sも②着とはいえ、レコード決着の中でノンコノユメとハナ差だったから負けて強し。馬券圏外の次走は②①①②②着でもあり、ここは巻き返しを期待しても良さそう。
マテラスカイは前走の兵庫ゴールドTで⑤着に敗れたが、昨年以降は中央に限ると②①①①①②着と連対を外していない。今回は1分20秒3(不良)のレコードで圧勝したプロキオンSと同じ左回りのダート1400mに替わるし、斤量減(58→57kg)や①①⑤①①④②着と好相性の武豊騎手が騎乗予定など、条件面は好転する。すんなりハナなら簡単には止まらないはず。
ケイアイノーテックはキャリア11戦目にして初のダート挑戦となるが、母は中央ダート1400m以下で9勝を挙げたケイアイガーベラで、適性はあっても不思議ない。昨秋復帰後は⑤⑪⑥着と精彩を欠いているが、3走前は休み明け&初の芝1800m、近2走は外枠が影響した感じで酌量の余地はありそう。あとは初の斤量58kgを克服できるかどうか。
その他、ギャラクシーS②着のユラノト、JBCスプリント④着のモーニン、カペラS③着のキタサンミカヅキ、霜月S①着のサトノファンタシー、師走S③着のクインズサターン、ジャニュアリーS③着のワンダーリーデルなど。
なお、今週は京都で第24回シルクロードS(G3、京都芝1200m)、中京で第56回愛知杯(G3、中京芝2000m)も行われる。シルクロードSはスプリンターズS②④着のラブカンプー、ダイメイプリンセス、愛知杯はエリザベス女王杯④⑤⑧着のレッドジェノヴァ、ノームコア、コルコバードが出走予定。G1組が今年の始動戦でどんな走りを見せるのか、注目を集めそうだ。