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川崎記念はミツバが直線で人気2頭の間を割って抜け出しJpn1初制覇!
写真/佐々木光
1月30日(水)に行われた第68回川崎記念(Jpn1、川崎ダート2100m、晴・良)は、和田騎手騎乗で単勝3番人気のミツバ(牡7、栗・加用)が、直線で馬体を併せたケイティブレイブとオールブラッシュの間を割って抜け出し、勝利した。
好スタートを切ったサルサディオーネがそのままハナを奪い、3馬身後ろをコパノチャーリーが追走。ミツバはそれを見るように3番手を進み、直後にケイティブレイブ、アポロケンタッキーが続く。オールブラッシュはさらに2馬身切れた6番手を進んでいたが、1周目スタンド前でスッと動き、逃げるサルサディオーネの直後2番手までポジションを上げた。
勝負どころで前を交わし、オールブラッシュが先頭で直線へ。外からケイティブレイブが馬体を併せにいくが、その間にミツバが割って入る。すると、ミツバは鞍上和田騎手の気迫がこもったムチに応えて1完歩ごとに力強く伸びると、最後は人気2頭を突き放して先頭ゴール。嬉しいJpn1初制覇を飾った。本レースは父のカネヒキリも09年に制しており、親子2代制覇となった。
2馬身半差の2着はケイティブレイブ、3着にオールブラッシュ、4着にアポロケンタッキー、5着にコパノチャーリーと掲示板はJRA勢が独占。もう1頭のJRA馬サルサディオーネは7着という結果となった。
【ミツバ・和田騎手の話】
直線では外に出したかったのですが、流れ的にあそこ(前の2頭の間)がいいかなと思いました。いつもは怯むところのある馬ですが、今日は気合が乗っていて素晴らしい出来でした。3歳のときに乗って気ムラな面があったので、僕がブリンカーを付けることを進言すると走るようになって、(それから騎乗していなかったので)悔しい思いをしていたのですが、ここで騎乗できて結果が出せて良かったです。
スタートがうまく切れたので、いつもより楽に先行できました。途中で動くと甘くなるところがあるというイメージがあったので、落ち着いて自分のペースで行きました。気ムラな面がある馬ですが今日は集中して走れていましたし、強い勝ち方だったと思いますので、また先が楽しみになりました。
【全成績】
1着 ミツバ (2.15.0)
2着 ケイティブレイブ (2馬身1/2)
3着 オールブラッシュ (アタマ)
4着 アポロケンタッキー (1馬身1/2)
5着 コパノチャーリー (大差)
6着 カガノカリスマ (8馬身)
7着 サルサディオーネ (1/2)
8着 ポッドジョイ (1馬身1/2)
9着 アサクサポイント (7馬身)
10着 ツィンクルソード (大差)
11着 コスモマイギフト (大差)
【払戻金】
単勝
6 700円
複勝6 120円
2 100円
8 100円
枠連複2-6 280円
馬連複2-6 270円
枠連単6-2 1,410円
馬連単6-2 1,240円
ワイド2-6 130円
6-8 200円
2-8 120円
3連複2-6-8 220円
3連単6-2-8 2,960円
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。