黒船賞は直線先に抜け出したサクセスエナジーがそのまま先頭ゴール!

3月21日(木)､高知競馬場で第21回黒船賞(Jpn3､ダート1400m､曇･不良)が行われ､松山騎手騎乗で単勝1番人気に支持されたサクセスエナジー(牡5､栗･北出)が､直線早めに抜け出して後続の追撃を抑え込み､そのまま先頭でゴールラインを駆け抜けた｡

ストーミーワンダーが出走取消となり､11頭で争われることとなった本レース｡まずまず揃ったスタートから､押してハナを主張したのはサイタスリーレッド｡サクセスエナジーはその直後の2番手を追走｡続いてテーオーヘリオス､クレセントシティー､エイシンバランサー､サクラレグナムが進む｡2馬身切れてヤマニンアンプリメ､キクノステラと続き､キングズガードは後方3番手からの競馬となった｡

3コーナー手前からヤマニンアンプリメが早めに前へ進出を開始｡3～4コーナー中間あたりで手応えが怪しくなったサイタスリーレッドを交わして、サクセスエナジーが早くも先頭に立つ｡後続各馬も激しく鞍上の手が動き､先行勢が団子状態でいざ直線へ｡

直線に入っても良い手応えのサクセスエナジーが後続を突き放しにかかるが､ヤマニンアンプリメが強力な末脚を繰り出してこれに迫る｡一完歩ごとに2頭の差は詰まっていくが､サクセスエナジーは松山騎手のムチに応えて懸命に踏ん張り､そのまま追撃をアタマ差抑え込んだ｡サクセスエナジーは昨年4月のかきつばた記念､5月のさきたま杯に続く重賞3勝目｡

2着はヤマニンアンプリメで今年も牝馬の優勝は叶わなかった｡3着は後方からよく追い込んだキングズガード､4着にエイシンバランサーで､これが地方馬最先着｡5着には地元のサクラレグナムが入った｡その他の中央馬はテーオーヘリオスが6着､サイタスリーレッドが7着という結果となった｡

【サクセスエナジー･松山騎手の話】
内枠からの発走だったのでどうやって外に切り返そうかと考えていましたが､スムーズに切り返すことができて良かったです｡直線に向いたところで手ごたえが十分にありましたし､抜け出してからもしっかり脚を使ってくれました｡最後は詰め寄られてしまいましたが､良い根性で凌いでくれました｡トップハンデの58キロでしたが､状態も良い方に上向いていましたし､強い競馬ができて良かったです｡

【全成績】
1着 サクセスエナジー(1.26.6)
2着 ヤマニンアンプリメ(アタマ)
3着 キングズガード(5馬身)
4着 エイシンバランサー(1馬身)
5着 サクラレグナム(ハナ)
6着 テーオーヘリオス(2馬身1/2)
7着 サイタスリーレッド(3馬身)
8着 キクノステラ(1馬身)
9着 ミサイルマン(1馬身)
10着 グレナディアーズ(2馬身)
11着 クレセントシティー(1/2)
取消ストーミーワンダー

【払戻金】
単勝
複勝
枠連複
馬連複
馬連単
ワイド
3連複
3連単

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※結果･払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください｡