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サートゥルナーリアは4着! 日本ダービーは12番人気ロジャーバローズが制覇!
写真/川井博

ロジャーバローズの鞍上・浜中騎手は初のダービー制覇で、管理する角居厩舎は2007年のウオッカ以来、2度目のダービー優勝となった。
ダノンキングリーは先行馬を見る位置を追走し、早めに抜け出したロジャーバローズを懸命に追ったが、クビ差だけ届かず2着。ヴェロックスは後方を追走し、直線で外から伸び、一度はサートゥルナーリアに交わされたものの、最後に差し返して3着となった。
圧倒的1番人気だったサートゥルナーリアはゲートのタイミングが合わずに後方追走となり、外を回って直線で伸び来てきたものの最後に脚が上がってしまい、4着に敗れた。
レースは外からリオンリオンがハナを奪い、2番手にロジャーバローズ、3番手にサトノルークス、4番手にエメラルファイトが続き、5~6番手でダノンキングリーとクラージュゲリエが追走した。中団をマイネルサーパス、ヴェロックス、ランフォザローゼス、シュヴァルツリーゼが形成し、後方寄りにニシノデイジーとサートゥルナーリアが続き、レッドジェニアル、ナイママ、タガノディアマンテ、アドマイヤジャスタ、ヴィント、メイショウテンゲンが後方追走となった。
リオンリオンは前半1000mを57秒8というハイペースで飛ばし、離れた2番手を追走したロジャーバローズが4コーナー過ぎに追いかけ始め、連れてダノンキングリーも動いて直線に向いた。ロジャーバローズは残り400mを切る前から追い出され、残り400mを切って先頭に躍り出る。ダノンキングリーが差を詰め、外からはサートゥルナーリアとヴェロックスが伸びてくるが、ロジャーバローズは懸命に粘った。最後は馬体を離した2頭(ロジャーバローズ、ダノンキングリー)の接戦になったが、ロジャーバローズが押し切って優勝した。
クビ差2着のダノンキングリーから2馬身以上離れた3着争いが激しくなったが、ヴェロックスがサートゥルナーリアを差し返して3着となった。サートゥルナーリアは4着までで、直線で内から伸びたニシノデイジーが5着に入った。
【ロジャーバローズ・浜中騎手の話】
びっくりしすぎて、頭が真っ白になりました。最後は必死で、ちょっと残ってるんじゃないかとは思っていたんですけれど、分かりませんでした。ロジャーバローズとしてはペースがある程度速くなった方が良いと思っていたので、自分が思っていた中でいちばん良い展開だなと感じていました。後ろを待たず、差されても仕方ないという気持ちで追い出しにいきました。坂を登るところで逃げ馬を交わして、馬がもう一段辛抱して走ってくれました。ゴールまで走り尽くしてくれました。持久力を活かす競馬が得意で、タフな馬だと思います。ダービー馬になりましたから、これからも期待したいです。
【全着順】
1着ロジャーバローズ(2.22.6)
2着ダノンキングリー(クビ)
3着ヴェロックス(2馬身1/2)
4着サートゥルナーリア(1/2)
5着ニシノデイジー(アタマ)
6着クラージュゲリエ(クビ)
7着ランフォザローゼス(クビ)
8着レッドジェニアル(1馬身1/4)
9着タガノディアマンテ(2馬身1/2)
10着メイショウテンゲン(1馬身)
11着マイネルサーパス(1馬身1/4)
12着エメラルファイト(3/4)
13着ナイママ(1馬身1/4)
14着ヴィント(アタマ)
15着リオンリオン(3馬身)
16着シュヴァルツリーゼ(ハナ)
17着サトノルークス(5馬身)
18着アドマイヤジャスタ(7馬身)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。