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プリンスオブウェールズSはクリスタルオーシャンが制す! ディアドラは6着
現地時間6月19日(水)、第126回プリンスオブウェールズS(G1、英・アスコット芝1990m)が行われ、L.デットーリ騎手騎乗のクリスタルオーシャン(牡5、英・M.スタウト)が早め先頭から押し切り、G1初制覇を飾った。日本から参戦したディアドラは6着。
レース前に降り出した激しい雨の中でスタート。ハンティングホーンがハナに立ち、2番手の外にクリスタルオーシャン、3番手にマジカルが続く。ディアドラはスタート直後は好位にいたが、徐々にポジションを下げて中団に付けた。
道中はスローペースで進み、最終コーナーでクリスタルオーシャンが早めに前に並びかけ、直線に入ったところで早くも先頭へ。粘るハンティングホーンを交わしたマジカルが追いすがるも、クリスタルオーシャンは最後まで交わさせずに先頭でゴールに飛び込んだ。
2着はマジカル、直線で内目を突いて伸びたヴァルトガイストが3着に入った。ディアドラは直線で伸びきれず、勝ち馬とは13馬身4分の1差の6着。
クリスタルオーシャンを管理するM.スタウト師は昨年のポエッツワードに続いてプリンスオブウェールズS連覇。L.デットーリ騎手は2011年以来、同レース4勝目となった。
橋田調教師のコメント
「朝方まではそれほど雨も降っていなくて、大丈夫かなと思っていましたが、直前の雨がかなりこたえました。馬の状態は落ち着いていて非常に良かったです。ゲートの出も良く、前目のいい位置でレースを運べたと思いましたが、ハイペースの中最後は持久力勝負になって苦しくなりました。メンバーもとても強かったですが、最後まで力を振り絞って走ってくれたと思います。今後については馬の状態を見ながら、オーナーと相談していきたいです」
武豊騎手のコメント
「海外遠征が続いている中でも、馬のコンディションはとても良かったと思います。競馬場に到着して馬場を見た時はそれほど水分を含んでいない印象でしたが、直前になって雨がちょっと降りすぎましたね。それでもこなせるかなと思いましたが、少し厳しかったようです。レースは、スタートも良く周りの出方を伺いながら道中はとても良い感じでした。最終コーナーまでは良かったですし、馬も頑張っていましたが、最後は力尽きてしまいました。6着でしたが、メンバーもとても強かったですし、まったくレースをさせてもらえなかったわけではないので今後の日本馬の遠征にも期待ができる内容だと思います。ロイヤルアスコットのような華やかな舞台で日本馬が勝つ時がいつか来ると思います」
【全着順】
1着クリスタルオーシャン(2.10.25)
2着マジカル(1馬身1/4)
3着ヴァルトガイスト(3馬身1/4)
4着ハンティングホーン(2馬身)
5着シーオブクラス(2馬身1/4)
6着ディアドラ(4馬身1/2)
7着ザビールプリンス(16馬身)
8着デザートエンカウンター(3馬身1/2)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。