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キングジョージ6世&クイーンエリザベスSはエネイブルが制してG1・9勝目!


現地時間7月27日(土)に行われた第69回キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1、英国アスコット芝2390m)は、直線に入ってエネイブル(牝5、英・J.ゴスデン)とクリスタルオーシャンの壮絶な叩き合いとなり、最後にエネイブルがクリスタルオーシャンを競り負かし、優勝した。エネイブルは11連勝で、G1・9勝目となった。

日本馬のシュヴァルグラン(牡7、栗・友道)は後方を追走し、直線に入ってから差を詰めかかったものの、その後はなかなか追い上げられず、6着に敗れた。

レースはノルウェーがハナを切り、2~3番手にハンティングホーンとマジックワンドが続いた。それらを見る位置でクリスタルオーシャンとアンソニーヴァンダイクが追走し、後方にヴァルトガイスト、デフォー、エネイブル、シュヴァルグランらが位置した。

最終コーナーに差し掛かった所でクリスタルオーシャンが早めに動き、連れてエネイブルが続き、その直後からヴァルトガイストも脚を伸ばす。直線に入るとクリスタルオーシャンとエネイブルの叩き合いとなり、一度はエネイブルが出たようにも見えたが、クリスタルオーシャンも差し返すように粘る。2頭の叩き合いはゴールまで続いたが、最後にエネイブルがクビ差だけ先着して優勝した。

クリスタルオーシャンは最後まで粘りを見せたものの、2年連続での僅差の2着となった。ヴァルトガイストも先に抜けた2頭を最後まで追い、渋太く伸びたものの3着までだった。

4着はサルウィン、5着はハンティングホーンで、デフォーやアンソニーヴァンダイクは最終コーナーから遅れてしまい、デフォーが9着、アンソニーヴァンダイクが10着に敗れた。

友道調教師のコメント
「昨夜からの雨で馬場が渋って、本当はもう少し良い馬場状態でやりたかったので、それだけが心残りです。馬の状態は、昨日までのニューマーケットでの調整がすごく良くて、順調に仕上がって申し分なかったです。レース後の息の入りも良かったし、ダメージはそれほどないと思います。次走のインターナショナルSを目指してまた頑張ります。日本は深夜の時間帯でしたが、夜遅くまで応援して頂いてありがとうございました」

O.マーフィー騎手のコメント
「スタート後しばらくはいい感じに進みましたが、向正面でのめったりするなど、残念ながら昨夜の雨のせいで、馬場が合わなかったです。馬のコンディションはとても良く、チームがしっかり仕上げてくれていました。ただ今回は(天気が)アンラッキーでした」

【全着順】
1着エネイブル(2.32.42)
2着クリスタルオーシャン(クビ)
3着ヴァルトガイスト(1馬身3/4)
4着サルウィン(7馬身)
5着ハンティングホーン(クビ)
6着シュヴァルグラン(3馬身1/2)
7着ノルウェー(7馬身)
8着モランド(14馬身)
9着デフォー(クビ)
10着アンソニーヴァンダイク(5馬身)
11着マジックワンド(11馬身)

※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。

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