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英インターナショナルSはジャパンが優勝! シュヴァルグランは8着
21日(水)、英国ヨーク競馬場で第48回英インターナショナルS(G1、ヨーク芝2050m)が行われ、A.オブライエン厩舎の3歳馬・ジャパン(牡3、愛・A.オブライエン)がクリスタルオーシャンとの叩き合いを制して優勝した。日本馬のシュヴァルグラン(牡7、栗・友道)は中団を追走したものの、直線に入って遅れ、最後に盛り返したものの8着に敗れた。
レースはサーカスマキシマスがハナを切り、2番手にクリスタルオーシャン、3~4番手にジャパンとエラーカムが続いた。シュヴァルグランとキングオブコメディが中団に控え、リーガルリアリティ、ロードグリッターズ、サンダリングブルーの3頭が後方を追走した。
淡々とした流れで直線に向くと、クリスタルオーシャンがサーカスマキシマスに並びかけ、早めに先頭に躍り出る。その外からジャパンが迫り、エラーカム、キングオブコメディ、リーガルリアリティなども脚を伸ばしてきた。一度はクリスタルオーシャンが1馬身ほど出たが、渋太く伸びてきたのがジャパンで、2頭の叩き合いに持ち込まれた。ゴール板前まで競り合いは続いたが、最後にジャパンが交わしたところがゴールだった。勝ち時計は2分7秒77(良)。
クリスタルオーシャンは強い競馬を見せたものの、前走のキングジョージに続いての惜敗(アタマ差2着)。3着争いはもつれたが、最後に再び脚を伸ばしたエラーカムが3着となり、キングオブコメディが4着、リーガルリアリティが5着だった。
友道康夫調教師のコメント
「馬は一生懸命走ってきてくれました。コンディションも良かったですが、少しペースが合わなかったようです。ポジションが予定よりもちょっと後ろになってしまって、もう少しペースが流れてほしかったのですが、ヨーイドンの競馬になってしまい、長所である長くいい脚が使えなかったです。今日は天候も馬場も良くてこの馬に合っていると思ってすごく期待していたので残念な結果で申し訳なかったですが、また次のチャレンジをしていきたいと思います」
O.マーフィー騎手のコメント
「ゲートの出は良くて、勝ったジャパンの後ろにつけて道中は進めました。馬自身は頑張っていましたが、ペースがそこまで速くなかったので、もっとペースが流れて欲しかったこの馬にとっては厳しかったです。応援してくださったファンの皆様ありがとうございました。皆様が期待していた結果ではありませんでしたが、またトライします」
【全着順】
1着ジャパン(2分7秒77)
2着クリスタルオーシャン(アタマ)
3着エラーカム(1馬身)
4着キングオブコメディ(3/4)
5着リーガルリアリティ(1馬身3/4)
6着ロードグリッターズ(クビ)
7着サーカスマキシマス(3/4)
8着シュヴァルグラン(1馬身1/4)
9着サンダリングブルー(3馬身1/2)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。