南部杯のポイント＆有力馬分析

【南部杯･過去10年のポイント】
･1番人気[6.4.0.0]､2番人気[3.2.1.4]
･1番人気は09年以降10年連続で連対中
･03年以降中央馬が16連勝中で､過去10年で馬券圏内に入った地方馬は10年③着のグランシュヴァリエのみ
･同年のかしわ記念勝ち馬は①②①②③①①②着(今年の該当馬はゴールドドリーム)
･盛岡では6～7枠の馬が7連勝中
※11年は東京開催

【有力馬のポイント】
<中央馬>
ゴールドドリーム
目下8戦連続で連対中で､ルメール騎手とは①①②②②①着｡昨年の南部杯(②着)はかしわ記念→帝王賞を連勝して3ヵ月半ぶりの臨戦だったが､今回はかしわ記念からの直行で､5ヵ月ぶりは過去最長の間隔となる｡前走から3ヵ月以上間隔が空いた時は②⑦⑤②着と勝ち切れていないので､今回は久々の克服が課題｡

アルクトス
ダート1400～1700mでは②①①①①①①①着で､このうち田辺騎手とは6戦6勝｡同騎手はコパノリッキーとのコンビで15､16年南部杯を連覇している｡今回は3ヵ月ぶりだが､ダートで休み明けだと3戦3勝｡盛岡開催の南部杯で1～5枠の勝ち馬は09年エスポワールシチー以来出ていないので､今回は2枠4番から突き抜けられるか｡

サンライズノヴァ
前走のプロキオンS(中京ダート1400m)は例によって行き脚が付かなかったが､メンバー最速の上がり35秒4で0秒5差④着まで押し上げた｡ダート重賞での馬券圏内は東京で記録していて､地方交流重賞は大井＆浦和で⑥④着｡直線距離が長い盛岡は悪くなさそうだが､G1(Jpn1)では⑥④⑥⑦着とひと息なので､この強力メンバーでどこまで?

ミツバ
地方交流重賞は[3.2.1.5]で､盛岡では17､18年マーキュリーC(ダート2000m)を連覇している｡ただ､この11戦はいずれも1900m以上で､ダート1600mは東京の1勝クラスで一戦して④着｡今回は距離短縮がポイントになりそう｡

ロンドンタウン
前走の日本テレビ盃(船橋ダート1800m)は4ヵ月ぶりでハナに立ち､クリソベリルには突き放されたが0秒8差②着に粘った｡それを含めて地方交流重賞は①⑤②着｡G1では良馬場で⑮⑤⑭着だが､国内のダート重賞2勝はいずれも重～不良馬場で挙げているので､脚抜きの良い馬場ならベターだろう｡

ノボバカラ
過去2年の南部杯はいずれも吉原寛騎手とのコンビで､17年は中5週で②着､昨年は3ヵ月半ぶりで⑦着｡今回は中4週で､この臨戦は悪くなさそう｡地方交流重賞での3連対は馬番8番以内で記録していて､馬番9番より外枠だと③⑦着｡今回は8枠15番がポイント｡

オールブラッシュ
地方交流重賞は[2.1.3.8]だが､2勝はダート2000m以上で挙げていて､1600mでは②⑤④着｡ダート重賞で15頭立て以上だと⑨⑥⑪⑨⑩着｡昨年の南部杯は帝王賞⑨着から3ヵ月半ぶりで1秒5差⑤着だったが､今年も同じ帝王賞⑨着からの臨戦で､16頭立てを上手く捌けるか｡

<地方馬>
モジアナフレイバー
地方馬限定戦では①①①①④④①①①着だが､地方交流重賞は大井ダート2000mで2戦して⑨⑤着｡今回は3ヵ月半ぶりだが､休み明けは地方馬相手で3戦3勝｡ダート1800m以下は①①①①④①着と悪くないが､今回の条件でこのメンバー相手にどこまで｡

ロジストーム
岩手再転入後は地方馬限定戦で①①①②着で､そのうちひと桁馬番だと3戦3勝｡地方交流重賞は昨年の南部杯だけで､その時は7枠11番で3秒1差⑨着だった｡1枠2番に入ったのは悪くなさそうだが､中央の一線級相手だと分が悪い感じ｡