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コックスプレートはリスグラシューが差し切って海外G1初制覇!
10月26日(土)に行われたコックスプレート(G1、豪・ムーニーバレー芝2040m)は、1番人気に推されたリスグラシュー(牝5、栗・矢作)が差し切り勝ちを収めた。日本勢としては先週のコーフィールドCを制したメールドグラースに続き、豪州G1連勝となった。
リスグラシューはスタートしてからすぐに下げ、中団やや後方の位置取り。序盤はスローで流れたが、斤量49.5kgのキャステルヴェキオが動いたところで一気にペースが速くなり、リスグラシューは短い直線を向いたところで外に持ち出して前を射程圏に入れた。
直線半ばでキャステルヴェキオが抜け出したが、その外から伸びてきたリスグラシューが一気に伸びて差し切り、最後は後続を突き放してゴール。宝塚記念以来のレースで、3度目の挑戦で海外G1初制覇となった。
2着はキャステルヴェキオが粘り、3着は直線で最内を突いて伸びたテアカウシャークが入った。クルーガーはレース序盤で先団を見る位置に付けたが、勝負所で後退して掲示板外に敗れた。
1着リスグラシュー・矢作調教師のコメント
「道中の位置取り的にかなり厳しいと思っていたので、馬が強いとしか言いようがありません。馬の強さに感心していますし、嬉しすぎて涙が出ないです。次走としては、絶対ではないですけれども有馬記念を目標にという風に考えています。馬や応援してくれた全ての人に感謝しています」
1着リスグラシュー・D.レーン騎手のコメント
「良いスタートを切ることが出来ましたが、最初のコーナーまでペースが速かったので、無理にポジションを取りに行くことよりも折り合いに専念しました。4コーナーで外に出したときに、素晴らしい脚を出してくれたので勝利を確信しました。リスグラシューは1番人気でオーストラリアでも話題になっていたので、期待に応えられて良かったです」
13着クルーガー・高野調教師のコメント
「この馬のことをよく知っているジョッキーなので、大きな指示は出さずに任せていました。スタートも決まりましたし、前の位置取りも取れたので、レースの進め方には不満はありません。次走としては何もなかったらオーストラリアでもう一走しようかなと思っていましたが、馬体を見て決めていきたいです」
13着クルーガー・T.ベリー騎手のコメント
「今日は下見所や返し馬でも馬のテンションが低かったので、レース前は心配していました。好スタートを切って流れも良かったのですが、道中はあまり手応えが良くありませんでした。ムーニーバレー競馬場の独特のコースが合っていなかったのかもしれません」
【全着順】
1着リスグラシュー(2.04.21)
2着キャステルヴェキオ(1.5)
3着テアカウシャーク(3.5)
4着マジックワンド(3.9)
5着ミスティックジャーニー(4.1)
6着キングズウィルドリーム(6.6)
7着アヴィリオス(7.1)
8着ハーレム(7.85)
9着ブラックハートバート(8.05)
10着ケープオブグッドホープ(8.35)
11着ホームズマン(8.45)
12着ベリーエレガント(10.45)
13着クルーガー(12.45)
14着ダンステリア(20.2)
取消ヒューミドール
取消ミスタークイッキー
取消ゲイローチョップ
取消ドリームキャッスル
※着差は勝ち馬からのもの(単位は馬身)