全日本2歳優駿は地元川崎のヴァケーションが差し切って優勝!

第70回全日本2歳優駿(Jpn1、川崎ダート1600m、晴・稍重)は、吉原寛騎手騎乗で単勝5番人気のヴァケーション(牡2、川崎・高月賢)が差し切り勝ちを収めた。

スタートで最内枠のアイオライトがスッと前に出て、インペリシャブルも前を窺うが、向正面に入るところでアイオライトがハナを取り切り、2番手にインペリシャブルが付けた。

2番人気テイエムサウスダンが離れた3番手、1番人気メイショウテンスイはその外から。3番人気キメラヴェリテ、イロゴトシ、ヴァケーションは中団に控えた。

3、4コーナーの中間でアイオライトが後続を振り切り、リードをとって直線へ。アイオライトの脚色はなかなか衰えず、逃げ切り態勢に入ったところで馬群を捌いて伸びたヴァケーションが猛然と襲いかかり、ゴール前で差し切った。

2着はアイオライトが粘り、これが中央馬最先着。大外から伸びた浦和のティーズダンクが3着に入った。それ以外の中央勢は直線で伸び切れず、メイショウテンスイが4着、テイエムサウスダンが5着、イロゴトシが8着、キメラヴェリテが9着に敗れた。

勝ったヴァケーションは地元川崎所属で、地方勢の優勝は13年ハッピースプリント以来6年ぶりとなった。

【ヴァケーション・吉原寛騎手の話】
(Jpn1制覇に)今年はどうかしていますね(笑)。力のある馬だと分かっていたので、追走にはこだわらず、馬のリズムに乗って走らせました。ちょっと(前との)距離があったので、2着かな、という感じでしたが、馬ももうひと伸びしてくれて、ファンの方の声援も聞こえたので、それもひと押しになったかな、と思います。短期で毎年お世話になっている川崎競馬場で、地元の馬でJpn1を勝つのが目標だったので、それを達成できて、関係者の皆さん、ファンの皆さんに感謝しています。

【全着順】
1着ヴァケーション(1.41.9)
2着アイオライト(アタマ)
3着ティーズダンク(1/2)
4着メイショウテンスイ(2馬身)
5着テイエムサウスダン(1/2)
6着モリノブレイク(ハナ)
7着ゴールドビルダー(1馬身)
8着イロゴトシ(5馬身)
9着キメラヴェリテ(1馬身)
10着ブリッグオドーン(2馬身)
11着インペリシャブル(2馬身)
12着トゥーナブロッサム(クビ)
13着ヴァンブルース(大差)

【払戻金】
単勝
複勝
枠連複
馬連複
枠連単
馬連単
ワイド
3連複
3連単

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※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。