川崎記念はチュウワウィザードが直線で後続を突き放し快勝!

1月29日(水)に行われた第69回川崎記念(Jpn1､川崎ダート2100m､晴･不良)は､川田騎手騎乗で単勝1.6倍の圧倒的1番人気に支持されたチュウワウィザード(牡5､栗･大久保龍)が､直線で後続を大きく突き放す快勝劇となった｡

内枠を利してケイティブレイブが無理なくハナに立ってレースを引っ張る｡直後の外にミューチャリー､内にミツバ､これらを外から見るようにしてチュウワウィザードが追走｡その後ろにデルマルーヴルとアナザートゥルースが虎視眈々｡メイプルブラザーは中団馬群からやや遅れての9番手あたりを進んだ｡

3コーナーあたりから早くもケイティブレイブの手応えが怪しくなり後退｡ミューチャリーが先頭に替わり､その外にチュウワウィザードがスッと馬体を併せる｡デルマルーヴルもムチが入って､3番手までポジションを押し上げた｡

直線に向いたところでチュウワウィザードが先頭に立つと､あとはもうひとり舞台に｡一完歩ごとに後続との差を広げ､最後は2着以下に6馬身差をつける強い競馬で悠々とゴールラインを駆け抜け､昨年11月のJBCクラシックに続くJpn1･2勝目､重賞5勝目の勝利を飾った｡

2着は直線でよく伸びた地元川崎のヒカリオーソ､3着はデルマルーヴル､4着に船橋のミューチャリー､5着にアナザートゥルースが入った｡その他のJRA勢はケイティブレイヴが6着､ミツバが7着､メイプルブラザーが8着という結果となった｡

【チュウワウィザード･川田騎手の話】
無事に人気に応えて､勝ち切ってくれて良かったです｡前半の並びが思ったよりもワイドになりましたが､そこから主張してポジションを取って､みんなの動きを作ってから良い隊列で進むことができました｡道中はとてもリズムよく走れていたと思います｡正面スタンド前から終始デルマルーヴルが競ってくる形になったので､向こう正面に入ってからではなく､正面スタンド前からオイシン(マーフィー騎手)との駆け引きになりました｡

直線で抜け出してひとりになってからは､だいぶ遊ぶような精神的に幼い面を見せましたので､そのあたりをケアしながら走りました｡もっと大人になってくれれば…と､期待感があります｡JBCでジーワンウイナーとなり､川崎で2つめの大きなタイトルを獲ることができました｡今後もまた南関東に来る機会は多くあると思いますので､また応援をよろしくおねがいします｡

【全成績】
1着 チュウワウィザード(2.14.1)
2着 ヒカリオーソ(6馬身)
3着 デルマルーヴル(1馬身)
4着 ミューチャリー(クビ)
5着 アナザートゥルース(1馬身1/2)
6着 ケイティブレイブ(クビ)
7着 ミツバ(7馬身)
8着 メイプルブラザー(1馬身1/2)
9着 オールブラッシュ(1馬身)
10着 モズオトコマエ(6馬身)
11着 コウエイワンマン(大差)
12着 キタノイットウセイ(大差)

【払戻金】
単勝
複勝
枠連複
馬連複
枠連単
馬連単
ワイド
3連複
3連単

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※結果･払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください｡