名古屋大賞典のポイント＆有力馬分析

【名古屋大賞典･過去10年のポイント】
･1番人気[6.3.0.1]､2番人気[0.4.3.3]｡1～2番人気馬が揃って馬券圏外に敗れたのは17年の1回だけ
･過去10年すべて4番人気以内の中央馬が勝利
･地方馬で馬券圏内に入ったのは17年③着のカツゲキキトキト1頭だけ
･馬番5番以内の馬が過去10年すべてで馬券圏内
･斤量54kg以下の馬が14年以降6年連続で馬券圏内入り

【有力馬のポイント】
<中央馬>
ナムラカメタロー
ダートのO型コースは5戦5勝で､初の地方交流重賞となった前走の佐賀記念(佐賀ダート2000m)は2番手追走から4角で先頭に立って②着ロードゴラッソ以下の追撃を振り切った｡斤量は前走と同じ55kgとなる｡ダートで偶数馬番だと[5.0.1.0]で､7枠10番に入ったのも良さそうだから､スタートを決めてスムーズなら｡

ロードゴラッソ
前走の佐賀記念はナムラカメタローより斤量が2kg重かった(本馬は57kg)が､先行して0秒1差②着に入った｡今回はナムラカメタローと同斤量の55kgで､昨年のシリウスSを55kgで制している｡地方交流重賞は馬番5番以内だと③②着だから､5枠5番からロスなく立ち回れれば逆転があっても｡

アングライフェン
地方交流重賞は2走前の名古屋グランプリ(名古屋ダート2500m)だけで､その時は2番手追走から勝負所で先頭に立ち､デルマルーヴル(次走で川崎記念③着)とクビ差の②着に入った｡前走の東海S(京都ダート1800m)は0秒7差④着だったが､ダート1900m以上のOPは右回りだと②①③②②着だから､100mの距離延長で前進があっても｡

フィードバック
今回が昇級初戦で､地方交流重賞は初｡右回りのダートは中山ダート1800mで②①①①着で､前走のアレキサンドライトS(3勝クラス)は2番手追走から押し切って0秒4差を付けた｡馬番12番以内の時は①②①①①着だから､3枠3番からスムーズならここでも侮れなさそう｡

ビルジキール
このコースでは条件戦で7馬身差圧勝の実績があり､その時の勝ち時計2分2秒4は昨年の名古屋大賞典で③着相当となる(馬場はともに稍重)｡最内枠はその時と同じ｡中央のダートOPでは⑪⑬⑧着と結果が残っていないが､実績のあるコース＆条件に替わるのは悪くなさそう｡内目をスムーズなら｡

<地方馬>
マコトネネキリマル
地方交流重賞は初｡名古屋移籍後は[8.2.0.0]と連外がなく､このコースでは昨年の東海ダービーで1秒7差②着に入っている｡中央所属時は⑭⑫着と結果を残せなかったが､地元の利を活かして中央馬相手にどこまで?