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高松宮記念は2位入線のモズスーパーフレアが繰り上がりで優勝!
写真/森鷹史

昼前まで降り続いた雨によって、レースは重馬場でスタート。揃ったスタートからモズスーパーフレアがハナに立ち、2番手にセイウンコウセイ、クリノガウディーは3番手から。2番人気ダノンスマッシュは好位馬群に付け、1番人気タワーオブロンドンは中団外目、2番人気グランアレグリアは後方に控えた。
モズスーパーフレアがリードを保ったままで直線を向き、残り200mまで先頭で粘っていたが、馬場の真ん中からクリノガウディーが脚を伸ばして前に並びかける。そこからクリノガウディーが内に切れ込んで前2頭の間を突いたダイアトニック、最内のモズスーパーフレアが追いづらくなる場面があり、そこで大外から脚を伸ばしてきたグランアレグリアも加わって、4頭が横並びでゴールに入った。
長い審議となり、クリノガウディーは直線の斜行によって4着に降着。2位入線のモズスーパーフレアが1着、3位入線のグランアレグリアが2着、4位入線のダイアトニックが3着にそれぞれ繰り上がりとなった。
モズスーパーフレアと松若騎手は、ともにこれがJRA・G1初制覇となった。
【モズスーパーフレア・松若騎手の話】
ゴール板を抜けたときは負けたと思っていたのですが、初めてG1を勝てて、素直に嬉しいです。スタートだけ大切に出そうと思っていたので、スタートも決まってくれましたし、自分のリズムで、いいペースで行けたな、と思います。馬場はそこまで悪くなってほしくなかったのですが、午後に晴れてくれて、馬場も少し回復していたので、それも良かったのではないかと思います。最後は必死で、無我夢中で追っていました。
お客様がいないというのは寂しいもので、僕たちが競馬をできるというのは本当に幸せなことだと改めて感じます。今はコロナの影響で大変ですが、早く元に戻ってほしいですし、次はお客様の前で勝てるように、技術を磨いていきたいと思います。
【全着順】
1着モズスーパーフレア(1.08.7)
2着グランアレグリア(ハナ)
3着ダイアトニック(アタマ)
4着クリノガウディー(1位入線降着)
5着シヴァージ(2馬身)
6着グルーヴィット(ハナ)
7着セイウンコウセイ(クビ)
8着ティーハーフ(ハナ)
9着ステルヴィオ(1馬身)
10着ダノンスマッシュ(2馬身1/2)
11着アウィルアウェイ(アタマ)
12着タワーオブロンドン(3/4)
13着モズアスコット(クビ)
14着ナックビーナス(2馬身1/2)
15着ノームコア(1馬身3/4)
16着ラブカンプー(クビ)
17着ダイメイプリンセス(2馬身)
18着アイラブテーラー(大差)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。