5月5日(火)､第32回かしわ記念(Jpn1､船橋ダート1600m､曇･良)が行われ､福永騎手騎乗で単勝6番人気のワイドファラオ(牡4､栗･角居)が好スタートから道中マイペースで進み､直線でも後続を寄せ付けることなく鮮やかna 逃げ切り勝ちを収めた｡

スタートでモズアスコットがやや躓いたが､他馬はまずまず揃った発馬｡内からワイドファラオがハナに立ち､外から積極的に位置を取りにいったルヴァンスレーヴが直後の2番手につけた｡1馬身半ほど離れた3番手をアルクトス､さらに2馬身切れてモズアスコット､ケイティブレイブ､サンライズノヴァがほぼ一団｡少し離れた最後方からナンヨーオボロヅキという隊列となった｡

向こう正面から3コーナーにかけては出入りもなく淡々とした流れとなったが､3コーナー過ぎから軽く促されたワイドファラオが加速を開始｡この時点ですでにルヴァンスレーヴは手応えが悪く徐々に後退､替わってアルクトス､サンライズノヴァあたりがポジションを押し上げた｡

直線に向いても､ワイドファラオの脚色は一向に衰えることなく､そのまま後続を2馬身差突き放して嬉しいG1(Jpn1)初制覇のゴールラインを駆け抜けた｡重賞はこれが3勝目｡鞍上の福永騎手は03年のスターリングローズ以来､実に17年ぶりの本レース制覇となった｡2着にケイティブレイブ､3着にサンライズノヴァ､4着にアルクトス､5着にルヴァンスレーヴが入った｡1番人気に支持されていたモズアスコットはスタートの躓きでリズムを崩したか､6着という結果だった｡

【ワイドファラオ･福永騎手の話】
今日は返し馬から感触が非常に良かったです｡1番枠が当たっていましたし､出走メンバーを見ても強力な先行馬がいなかったので､スタートに集中しました｡スタートが速い馬で､それだけに脚を滑らせやすいので､そこだけ気をつければ大丈夫だと思っていました｡逃げ馬なので周りの動向に左右されますが､自分のペースで行ければと思っていました｡ 向こう正面に入ってから､2番手の馬のプレッシャーがなかったので､3コーナーまで脚を溜めることができ､こうなってくれたらいいなとイメージしていた通りのレースができました｡3コーナーから4コーナーにかけての加速力が良く､馬自身が気持ちよさそうに走っていたので､これなら勝てるだろうと直線では思っていました｡馬と一緒に自分も気持ちよく走れました｡

【全成績】
1着 ワイドファラオ(1.38.6)
2着 ケイティブレイブ(2馬身)
3着 サンライズノヴァ(1馬身1/2)
4着 アルクトス(1/2)
5着 ルヴァンスレーヴ(4馬身)
6着 モズアスコット(1馬身1/2)
7着 ナンヨーオボロヅキ(大差)

【払戻金】
単勝
複勝
馬連複
馬連単
ワイド
3連複
3連単

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※結果･払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください｡