10週間の東京開催が終了し､今週から福島､阪神､函館の3場開催となる｡開幕週の福島では第69回ラジオNIKKEI賞(G3､福島芝1800m)､阪神ではサマースプリントシリーズ第2戦･第56回CBC賞(G3､阪神芝1200m)が行われる｡CBC賞は今年､中京芝1200mから阪神芝1200mにコース変更されている｡

CBC賞は18頭が登録していて､注目はクリノガウディーだろう｡高松宮記念は直線で内側に斜行して④着降着となったが､②着グランアレグリア(安田記念①着)､③着ダイアトニック(函館スプリントS①着)､⑥着グルーヴィット(京王杯SC③着)､⑨着ステルヴィオ(京王杯SC②着)､⑩着ダノンスマッシュ(京王杯SC①着)､⑮着ノームコア(ヴィクトリアマイル③着)が次走の重賞で好走していて､強敵相手に1位入線を果たしたことからもスプリンターとしての資質は高い｡この距離2戦目で改めて重賞初制覇を狙う｡

レッドアンシェルは昨年のCBC賞で重賞初制覇を果たし､今年はマジンプロスパー(12&13年)以来の連覇が懸かる｡今年はシルクロードS⑱着､京王杯SC⑪着と大敗が続いているが､6～9月は昨年のCBC賞勝ちを含めて①③③①着と馬券圏外がなく､阪神芝も1400m以上ながら⑧②①③③着と悪くない｡芝1200mの2勝は良馬場と不良馬場で､この梅雨時期に晴雨兼用というのも強み｡

アウィルアウェイは前走の高松宮記念(重)で⑪着､昨年のCBC賞(不良)で⑧着と掲示板外だったが､芝1200mは良～稍重だと①③①④①着と安定している｡そのうち､オパールS(①着)とシルクロードS(①着)はいずれも休み明け｡3ヵ月ぶりは好材料と言えそうだし､良～稍重の阪神芝1200mで走れれば巻き返しがあっても不思議ない｡

その他､鞍馬S①着のタイセイアベニール､条件戦3連勝中のミッキースピリット､阪神牝馬S③着のディメンシオンなど｡

ラジオNIKKEI賞はディアデラマドレ&ドレッドノータスの弟で2戦2勝のグレイトオーサー､1勝クラス(東京芝1600m)で好時計(1分31秒7)勝ちのサクラトゥジュール､未勝利戦から2連勝中のバビット､パラスアテナ､ルリアン､ひめさゆり賞①着のベレヌスなど､14頭が登録している｡