第55回札幌2歳S(G3、札幌芝1800m、晴・良)は、吉田隼騎手騎乗で単勝2番人気のソダシ(牝2、栗・須貝)がデビューから2連勝で重賞制覇を飾った。

最内枠の3番人気ピンクカメハメハがスッとハナに立ち、1番人気バスラットレオンは2番手から。ソダシは外目で先団を見る位置に付け、5番人気ユーバーレーベンは出遅れ､最後方に控えた。

3コーナー手前で後続が動き、外からマクリ気味に進出したユーバーレーベンにバスラットレオン、ソダシも応戦し、この3頭でピンクカメハメハを交わして直線へ。バスラットレオンを振り切ったソダシはゴール前で脚を伸ばしたユーバーレーベンの追撃も振り切り、先頭でゴールを切った。

2着はユーバーレーベン、3着はバスラットレオン。ピンクカメハメハは逃げ失速となり、掲示板外に敗れた。

勝ち時計の1分48秒2(良)は従来のタイムを0秒1更新するレコードタイムで、白毛馬によるJRAの芝重賞制覇は初めてとなった。

【ソダシ・吉田隼騎手の話】
ホッとしています。(3コーナーで早めに行ったが)瞬発力勝負になるよりは、長く脚を使わせたいと思っていたので、外枠からスムーズに並んでいく競馬ができて良かったです。外から2着馬が来ていて、その分早めに動かされる展開になりましたが、よく押し切ってくれたと思います。一回使ってハミがかりが良くなっていましたし、口向きが難しい部分があるので注意する必要がありますが、連勝する力がありますし、順調に行ってほしいですね。

【全着順】
1着ソダシ(R1.48.2)
2着ユーバーレーベン(クビ)
3着バスラットレオン(1馬身3/4)
4着アオイゴールド(1/2)
5着ヴェローチェオロ(クビ)
6着ヴィゴーレ(1馬身1/2)
7着コスモアシュラ(1馬身1/4)
8着ウイングリュック(2馬身1/2)
9着ウインルーア(クビ)
10着リキサントライ(1馬身)
11着ジオルティ(3馬身)
12着カガフラッシュ(1馬身1/4)
13着ピンクカメハメハ(3/4)
14着スライリー(1馬身3/4)

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※結果･払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください｡