第63回スワンS(G2､京都芝1400m､晴･良)は､テン乗りの岩田康騎手で逃げの手に出た単勝11番人気(143.7倍)のカツジ(牡5､栗･池添兼)がガラリ一変で勝利し､18年ニュージーランドT以来となる重賞2勝目を挙げた｡

カツジはスタート後､内のロケットを行かせて2番手に控えていたが､2F目を過ぎたあたりで先頭へ｡直線では馬場の中央に持ち出し､そのまま後続の追撃を振り切って先頭でゴールを駆け抜けた｡

2着は前寄りの位置から外目を通って伸びたステルヴィオ､3着は先行して渋太く伸びたアドマイヤマーズで､G1馬が馬券圏内に入った一方､1番人気のサウンドキアラは好位追走も直線で伸び負けして10着に敗れた｡

【カツジ･岩田康騎手の話】
オファーがあった時からから､｢絶対勝ってやる!｣という気持ちでこの日を待っていました｡G1馬並の追い切りもしていて､まだ奥がありそうだなと感じました｡(レースは)ゲートを出てから考えようという気持ちもあって､ゲートもスムーズに出てくれて､この馬の力を信じて乗りました｡直線は馬場を選びながら､外に出せましたし､後ろの影がずっと気になっていましたが､気が付いたら楽勝でした｡この勢いに乗って､馬が自信をつけてくれたらいいですね｡

【全着順】
1着カツジ(1.21.2)
2着ステルヴィオ(1馬身)
3着アドマイヤマーズ(1/2)
4着アルーシャ(クビ)
5着シヴァージ(ハナ)
6着キングハート(クビ)
7着カテドラル(ハナ)
8着ベステンダンク(アタマ)
9着メイショウオーパス(クビ)
10着サウンドキアラ(クビ)
11着ボンセルヴィーソ(クビ)
12着レインボーフラッグ(クビ)
13着プロディガルサン(1馬身1/4)
14着スマートオーディン(1馬身3/4)
15着ロケット(クビ)
16着タイムトリップ(6馬身)

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※結果･払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください｡