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穴ぐさ傾向と対策

AJCCでも父サンデー系の優勢が続く!?


先週(1月16日~17日)の穴ぐさは[6.6.6.101](複勝率15.1%)で、単勝回収率が132%でした。重賞では、日経新春杯【C】評価だったショウリュウイクゾが優勝し、愛知杯では【C】評価だったウラヌスチャームが③着に食い込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

日経新春杯は締まったペースで流れ、差し馬が台頭する展開になりましたが、ショウリュウイクゾは3番手追走から押し切ってくれました。先週のこのコーナーでは「中京芝は大型牡馬が良さそう」という内容を記したので、馬体重512kgという大型のショウリュウイクゾが頑張ってくれて良かったです。

愛知杯を制したマジックキャッスルは444kgでしたが、②着のランブリングアレーは480kg、③着のウラヌスチャームは504kgでしたし、紅梅Sで優勝したのも出走馬11頭の中で馬体重がいちばん重かったソングライン(480kg)だったので、今週末以降の中京芝でも馬格のあるタイプを評価するといいんじゃないですかね。

今週末の重賞はアメリカJCC東海Sで、アメリカJCCにはアリストテレスサトノフラッグヴェルトライゼンデウインマリリンというG1好走歴のある4歳馬が登録しています。過去10年のアメリカJCCでは4歳馬の優勝が一度だけ(2018年ダンビュライト)ですが、今年は現4歳世代と他世代との力量を比較する上でも興味深い一戦になりそうです。

現在の中山芝も馬場が荒れている印象がありますが、先週の京成杯を制したのがグラティアス(ハーツクライ産駒)、フェアリーSで優勝したのがファインルージュ(キズナ産駒)、中山金杯で優勝したのがヒシイグアス(ハーツクライ産駒)で、いずれも父サンデー系の馬が勝利しています。

今年1月の中山芝の重賞は、①~③着が次のような結果でした。

【2021年1月の中山芝重賞】
月日
レース
①着
②着
③着
1月5日
中山金杯
①着ヒシイグアス
②着ココロノトウダイ
③着ウインイクシード
ハーツクライ
エイシンフラッシュ
マンハッタンカフェ
1月11日
フェアリーS
①着ファインルージュ
②着ホウオウイクセル
③着ベッラノーヴァ
キズナ
ルーラーシップ
エピファネイア
1月17日
京成杯
①着グラティアス
②着タイムトゥヘヴン
③着テンバガー
ハーツクライ
ロードカナロア
モーリス

3レースとも「①着父サンデー系・②着父キングマンボ系」という決着です。アメリカJCCもこの流れのまま、父サンデー系が優勢となるか、注目したいですね。

ちなみに、京成杯で優勝したグラティアスは血統表内の5代目(母父母母父)にニジンスキーがあり、フェアリーSを制したファインルージュも5代目(母母父母父)がニジンスキーで、中山金杯を勝利したヒシイグアスは6代目(母母父母父父)がニジンスキーです。

フェアリーS②着のホウオウイクセルと京成杯③着のテンバガーは母父がスペシャルウィーク(母父マルゼンスキーニジンスキー直仔)ですし、フェアリーS③着のベッラノーヴァも5代目(母母母父父)がニジンスキーですから、母系にニジンスキーを持つ馬の好走が目立つとも言えます。

今年のアメリカJCCの登録馬で母系にニジンスキーを持つ馬はジェネラーレウーノ(母母母母父)やジャコマル(母母母父)などがいますが、果たしてどんな走りを見せてくれるでしょうか。

1月23日~24日に行われる中山、中京、小倉の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

1月23日~24日
場所
中山 Cコース・4週目
中京 Aコース・4週目
小倉 Aコース・2週目

1月23日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 初茜賞 [0.1.2.25]
中山10R 東雲賞 [1.2.2.16]
中山11R 初富士S [3.0.1.31]
中京9R 賢島特別 [2.4.3.23]
中京10R 若駒S 出走ナシ
中京11R 豊明S [2.2.0.27]
小倉10R 萌黄賞 [1.1.3.31]
小倉11R 小倉城特別 [0.1.0.20]
小倉12R 宝満山特別 出走ナシ

1月24日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 若竹賞 [0.0.0.16]
中山10R アレキサンドライトS [1.2.2.31]
中山11R アメリカJCC [0.1.4.24]
中京9R 西尾特別 [2.0.1.15]
中京10R 伊賀S 出走ナシ
中京11R 東海S [2.4.2.33]
小倉10R 秋吉台特別 [0.0.2.9]
小倉11R 豊前S [0.0.0.5]
小倉12R 海の中道特別 [1.0.0.5]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
東海S(G2、中京ダート1800m)

東海Sでの穴ぐさは[2.4.2.33](複勝率19.5%)で、複勝回収率は156%です。過去10年の東海Sの優勝馬は1~4番人気で、7番人気以下で馬券圏内に入った7頭は②~③着です。

激走した7頭は5~8歳の牡馬で、そのうち5頭は前走が①~④着でした。中京ダート1800mで激走した6頭のうち5頭は父か母父がミスプロ系で、同じく6頭のうち5頭は馬体重が484~524kgだったので、馬格のあるミスプロ系内包馬に注目しましょう。激走した7頭のうち6頭は前走からの馬体重の増減が4kg以内だったので(例外馬は8kg減)、冬場でも馬体重の変動が小さいタイプをマークしておくと良さそうです。

注目レース
賢島特別(2勝クラス、中京芝1400m)

賢島特別での穴ぐさは[2.4.3.23](複勝率28.1%)で、複勝回収率は122%です。新装後の中京の時に限ると[1.2.3.14](複勝率30.0%)で、複勝回収率は127%です。

新装後の中京で激走した6頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系で、馬番4~10番でした。6頭のうち5頭は4~5歳で、同じく6頭のうち5頭は中8週以内の臨戦だったので、順調に使われている若いタイプが狙い目になりそうです。6頭の前走の上がりは32秒8~34秒8で、そのうち4頭は前走の上がりがメンバー中3位以内だったので、前走で速い上がりを計時していた馬をチェックしておきましょう。

注目レース
秋吉台特別(1勝クラス、小倉芝1200m)

秋吉台特別での穴ぐさは[0.0.2.9](複勝率18.2%)で、複勝回収率は123%です。

③着に食い込んだ2頭の穴ぐさは中4週以内の臨戦で、前走でふた桁着順に敗れていましたが、いずれも前走が重馬場でした。2頭は3~4走前に芝500万(1勝クラス)で④着以内を記録していたので、地力がありながら直近の成績で人気を落としている馬に妙味がありそうです。

ちなみに…
アメリカJCCでの穴ぐさは[0.1.4.24]です。穴ぐさが馬券に絡んだ5回のうち3回は13頭立て以上だったので、17頭が登録している今年は穴馬が台頭する余地があってほしいところです。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、そのうち5頭は7~8番人気でした。6頭は5~8歳の牡セン馬で、父サンデー系(5頭)か母父サンデー系(1頭)です。6頭は前走が芝2000m以上の重賞で、5頭は前走で馬券圏外に敗れていましたが、その5頭の前走の着差は0秒3~0秒6差で大きくは負けていませんでした。前走が芝重賞の馬は着順ではなく、着差で取捨を決めた方が良さそうです。


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