JBCクラシックのポイント

【好走ポイント】

[1]前走がG1(Jpn1)～G2(Jpn2)で③着以内

過去5年の勝ち馬はいずれも前走がG1(Jpn1)～G2(Jpn2)で③着以内に入っていて､連対した10頭中9頭が該当｡なお､前回金沢ダート2100mで行われた13年は､これに該当する馬が①～③着を占めた｡

該当馬:ダノンファラオ､テーオーケインズ

[2]同年にG1(Jpn1)で連対あり

同年にG1(Jpn1)で連対歴があった馬が過去5年すべてで連対していて､17年以降は4連勝中｡

該当馬:カジノフォンテン､オメガパフューム､チュウワウィザード､テーオーケインズ

[3]父か母父がサンデー系の中央馬

14年以降､父か母父がサンデー系の中央馬が7連勝中｡

該当馬:オメガパフューム､ケイティブレイブ､チュウワウィザード､テーオーケインズ

※人気傾向

1番人気は[2.0.1.2]､2番人気は[1.3.0.1]｡過去5年で連対したのはいずれも4番人気以内｡6番人気以下で馬券圏内に入ったのは17年7番人気③着のミツバ､19年6番人気③着のセンチュリオン｡

※地方馬

過去10年の地方馬で馬券圏内に入ったのは､19年6番人気③着のセンチュリオンだけ｡

※リピーター

過去5年ではホッコータルマエ(13年①着､15年③着→16年②着)､サウンドトゥルー(15年②着→16年③着→17年①着)､ケイティブレイブ(17年②着→18年①着)､オメガパフューム(18年②着→19年②着→20年②着)､チュウワウィザード(19年①着→20年③着)が2回以上馬券圏内に入っている｡今年はオメガパフューム､ケイティブレイブ､チュウワウィザードが出走予定｡

番	馬名	[1]	[2]	[3]
1	チュウワウィザード		★	★
2	グリードパルフェ
3	オメガパフューム		★	★
4	テーオーケインズ	★	★	★
5	ダノンファラオ	★
6	トップロイヤル
7	ミューチャリー
8	ケイティブレイブ			★
9	カジノフォンテン		★
10	シゲノブ
11	テーオーエナジー
12	マイネルパイオニア

★…プラスデータに該当した馬

【まとめ】
｢★｣が複数付いたのはオメガパフューム､チュウワウィザード､テーオーケインズ｡フルマークはテーオーケインズとなった｡

テーオーケインズは今年に入って3戦3勝で､前走の帝王賞は2ヶ月ぶりで先団に付け､メンバー最速の上がり36秒8で差し切った｡偶数馬番は[4.0.1.0]で､馬番4番は近3走と同じ｡休み明けは3戦3勝で､4ヶ月ぶりはクリアできそうだが､地方交流重賞での2戦(⑥①着)はいずれも大井なので､初の金沢をクリアできれば｡過去10年のJBCクラシックで､同年の帝王賞勝ち馬は①①③③⑤②②①着｡

チュウワウィザードは前走の帝王賞で⑥着に敗れたが､勝負所でポジションを下げながら盛り返すように伸びていた｡レース後に骨折が判明して今回は4ヶ月ぶりとなるが､過去2年のJBCクラシックは前走が帝王賞からの臨戦で①③着｡国内のダートG1(Jpn1)は4角4番手以内だと②①①③①着､7番手以下だと④③⑥着なので､ある程度の位置で流れに乗れれば巻き返しがあっても｡

オメガパフュームも帝王賞⑤着から4ヶ月ぶりだが､過去3年のJBCクラシックが②②②着で､前走が帝王賞からの臨戦は近2年と同じ｡前走は6枠8番で勝負所で外を通る形になったが､重賞で馬番5番以内の時は①①③①②①②着で､3枠3番に入ったのは悪くないのでは｡③着以下の次走は①①③①①着でもあるから､ロスを抑えて走れれば｡

それ以外の馬のうち､ダノンファラオは約3ヶ月ぶりの前走･日本テレビ盃(船橋ダート1800m)が横山武騎手との初コンビで､最内枠から先行して0秒1差②着に入った｡今回は中4週で､地方交流重賞で中6週以内だと②①⑤①⑫③①着｡12頭立て以下は②①③①②着なので､今回の条件なら連続好走があっても不思議はなさそう｡

カジノフォンテンは前走の帝王賞(⑩着)で逃げ失速となったが､序盤から後続にマークされる形で差し決着に遭ったもの｡3歳以降は10～1月だと①①①①①②①着で､ダート2100mでも今年の川崎記念を制している｡Jpn1で12頭立て以下だと2戦2勝なので､頭数減(13→12頭立て)で展開が噛み合えば｡

ミューチャリーはダート2000m以上の地方交流重賞でひと桁馬番だと③⑤④②着で､このコースの前走･白山大賞典は斤量54kgで0秒6差②着に入った｡地方交流重賞で斤量57kgだと④⑤⑤⑥④着で､今回は斤量増(54→57kg)がポイントになりそうだが､実績のあるコースなら侮れない面もありそう｡

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