北枕鳩三郎の注目の馬体
【2023年宝塚記念】
今年の宝塚記念は“四肢の太さ”が攻略のカギ! 推奨馬の馬体とパドックの注目点を詳細解説!
パドックの達人･北枕鳩三郎氏が推奨馬の馬体を詳細解説する本コラム。
2022年秋は秋華賞で推奨馬のスタニングローズが①着､ナミュールが②着､天皇賞･秋でイクイノックスが①着､ダノンベルーガが③着､エリザベス女王杯でウインマリリンが②着､ジャパンCでヴェラアズールが①着となり､2022年秋に取り挙げたG1･5レース中､実に4レースで推奨馬が馬券圏内に好走した。
2023年もフェブラリーSで推奨馬のメイショウハリオが③着､大阪杯でジャックドールが①着､天皇賞･春でジャスティンパレスが①着､ヴィクトリアマイルでスターズオンアースが③着､安田記念でシュネルマイスターが③着と､取り挙げた5レースすべてで推奨馬が好走中。また､この宝塚記念は昨年も推奨馬のヒシイグアスが②着となっており､その点でも要注目。
今回も馬体と歩様から､2023年宝塚記念の推奨馬を挙げていただき､それぞれの馬体とパドックでの注目ポイントを解説してもらった。
2022年秋は秋華賞で推奨馬のスタニングローズが①着､ナミュールが②着､天皇賞･秋でイクイノックスが①着､ダノンベルーガが③着､エリザベス女王杯でウインマリリンが②着､ジャパンCでヴェラアズールが①着となり､2022年秋に取り挙げたG1･5レース中､実に4レースで推奨馬が馬券圏内に好走した。
2023年もフェブラリーSで推奨馬のメイショウハリオが③着､大阪杯でジャックドールが①着､天皇賞･春でジャスティンパレスが①着､ヴィクトリアマイルでスターズオンアースが③着､安田記念でシュネルマイスターが③着と､取り挙げた5レースすべてで推奨馬が好走中。また､この宝塚記念は昨年も推奨馬のヒシイグアスが②着となっており､その点でも要注目。
今回も馬体と歩様から､2023年宝塚記念の推奨馬を挙げていただき､それぞれの馬体とパドックでの注目ポイントを解説してもらった。
ここ2年は開催4日目に行われていた宝塚記念ですが、今年は京都開催が戻ってきたことで、従来通りの開催8日目での施行となります。そのため、昨年と同じBコース使用であっても、開催日数の違いによる馬場傾向には注意が必要です。
内回りを使用する芝2200mは内枠先行馬が有利な形状ですから、馬場状態が良ければ前残り決着を意識する必要があります。しかし、今年は開催日数が多いぶん、2020年以前のように少しの雨で大きく馬場が変化する可能性もあります。ですので、脚質や枠順よりも馬を単体で査定し、従来の宝塚記念に向いたスピードとパワーを兼備したタイプの馬をシンプルに上位に評価すべきです。
パワー型の定義のひとつに、馬体的な要素で言えば四肢の太さが挙げられますので、そこに着目すると良いでしょう。分かりやすい比較で言えば、パワーを必要とする日本のダート馬のトップレベルは、芝の一流馬に比べると、一般的に四肢を太く見せる傾向にあります。同様に、洋芝や使い込んだ重たい馬場、時計のかかる馬場では、軽さよりも力強さをもたらす、ある一定の四肢の太さが重要になってくるのです。
馬体全体のバランスとして四肢が太めに映る馬がパワー型だと定義しても、そう大きな間違いではありません。今回の宝塚記念では、四肢の太さも加味して推奨馬を3頭あげさせていただきます。
約30年間、パドックの最前列にこだわり続け、学生時代には年間365日、南関と中央のパドックに立ち続けたことも。競馬場以外にもセレクトセールや一口馬主のツアーなどにも参加し、数え切れないほど馬体を見続けてきた。その馬見に関してはネットを中心にカリスマ的人気を誇る。サラブレ本誌をはじめ競馬メディアにも度々寄稿。近年はツイッターの鍵付きアカウントに限定して見解や馬産地で見た馬の情報などを公開中。