
【阪神JF】
2023年12月10日(日) 阪神芝外1600m
出走表
馬番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 厩舎 |
1 | △ | コスモディナー | 牝2 | 松岡 | 55 | 美・伊藤伸 |
2 | △ | クイックバイオ | 牝2 | モリス | 55 | 栗・須貝 |
3 | ○ | キャットファイト | 牝2 | 大野 | 55 | 美・上原博 |
4 | ニュージェネラル | 牝2 | 田口 | 55 | 栗・武英 | |
5 | △ | スプリングノヴァ | 牝2 | 和田竜 | 55 | 栗・鮫島 |
6 | ◎ | ステレンボッシュ | 牝2 | ルメール | 55 | 美・国枝 |
7 | ▲ | アスコリピチェーノ | 牝2 | 北村宏 | 55 | 美・黒岩 |
8 | プシプシーナ | 牝2 | 浜中 | 55 | 栗・小栗 | |
9 | テリオスルル | 牝2 | 古川吉 | 55 | 美・田島 | |
10 | △ | コラソンビート | 牝2 | 横山武 | 55 | 美・加藤士 |
11 | スウィープフィート | 牝2 | 永島 | 55 | 栗・庄野 | |
12 | シカゴスティング | 牝2 | 鮫島駿 | 55 | 栗・庄野 | |
13 | カルチャーデイ | 牝2 | 酒井 | 55 | 栗・四位 | |
14 | △ | サフィラ | 牝2 | 松山 | 55 | 栗・池添学 |
15 | ナナオ | 牝2 | 西村淳 | 55 | 栗・小栗 | |
16 | △ | ルシフェル | 牝2 | ムルザバエフ | 55 | 栗・斉藤崇 |
17 | ミライテーラー | 牝2 | 中井 | 55 | 栗・飯田雄 | |
18 | ドナベティ | 牝2 | 坂井 | 55 | 栗・矢作 |
コテツの見解
近4年は高速決着が続いている
過去10年の阪神JFはいずれも阪神芝外1600mで行われていますが、2013~18年の決着時計が1分33秒9~1分34秒5だったのに対し、2019年以降の4回は1分32秒7~1分33秒8でした。
近4年の前半5Fは57秒0~59秒0、レース上がりは34秒4~36秒1で、ペースや上がりには差がありますが、速い時計での決着に変わりはありません。
また、過去10年のうち、2013~18年は前走から距離短縮馬が[2.1.0.5]なのに対し、近4年は[0.0.1.5]で連対がありません。つまり、2019年を境に潮目が変わり、よりスピードが求められるレースになった、ということでしょう。
近年の①&③着は切れ味タイプ
②着は持続力タイプの台頭が多い
そこで、最初にチェックしたいのは、各馬の上がりです。以下の表は2019年以降の4回において、③着以内馬のメンバー中の上がり順位です。
■阪神JF上位馬の上がり順位
年 | ①着 | ②着 | ③着 |
2019年 | 1 | 4 | 2 |
2020年 | 7 | 4 | 1 |
2021年 | 2 | 5 | 6 |
2022年 | 3 | 4 | 2 |
①着、③着はメンバー中で1~3位の上がりを使った馬が台頭するケースが多いのに対し、②着の上がりはメンバー中4~5位でした。瞬発力はもちろん重要ですが、持続力のあるタイプも軽視禁物ということでしょう。
なお、メンバー中3位以内の上がりを使って③着以内に入った馬は、いずれも芝重賞で連対歴があった点で共通します。2歳の今の時期は、決め手がある=能力がある、と言い換えても良さそうです。
一方、メンバー中4位以下の上がりで③着以内に入った馬は6頭いて、6頭中5頭が中山芝か札幌芝で勝ち鞍があり、前走が芝1400mの重賞で③着以内に入っていた馬も2頭が馬券圏内に入っています。短めの距離で好走歴があるか、上がりがかかりやすいコースでの好走歴に注目したいところです。
ちなみに、近4年の②着馬は2番人気が1頭、それ以外の3頭が6~12番人気で、波乱を呼んでいるのは持続力タイプが多くなっています。
大きすぎず小さすぎない馬が○
以下は、近4年の阪神JF③着以内馬の、レース当日の馬体重です。
■近4年の阪神JF③着以内馬の馬体重
年 | ①着 | ②着 | ③着 |
2019年 | 484kg | 444kg | 452kg |
2020年 | 472kg | 474kg | 470kg |
2021年 | 478kg | 428kg | 470kg |
2022年 | 462kg | 440kg | 448kg |
勝ち馬の馬体重は462~484kg。近4年で438kg以下の馬は[0.1.0.24]となっていて、ある程度の馬格は欲しいところかもしれません。
以上を踏まえ、今回は以下の7頭を特に注目したいと思います。
■今年の阪神JF注目馬
馬名 | ポイント |
アスコリピチェーノ | 新潟2歳S①着 |
カルチャーデイ | ファンタジーS①着 |
キャットファイト | 中山芝1600mの特別競走①着 |
コラソンビート | 京王杯2歳S①着 |
サフィラ | アルテミスS②着 |
シカゴスティング | フェニックス賞①着 |
ステレンボッシュ | 札幌芝1800mで新馬勝ち |
軸馬
◎ステレンボッシュ
新馬戦(札幌芝1800m)は1コーナーで外に飛ばされる不利を受けましたが、立て直して0秒3差で完勝。休み明けだったサフラン賞②着を挟み、前走の赤松賞は勝ち時計1分33秒8(良)で2勝目を挙げ、これはアルテミスS(1分33秒6)、サウジアラビアロイヤルC(1分33秒4)にも引けを取らないタイムでした。前走時馬体重が472kgというのも良さそうですし、札幌での勝ち鞍も近年の傾向に合致。重賞初挑戦でも突破してくれると考えます。
対抗
○キャットファイト
デビューから3戦連続33秒台の上がりを使っており、近2走はメンバー中最速の上がりで連勝していて、切れ味があるタイプです。前走のアスター賞(中山芝1600m、稍重)は1分33秒1のレコードで、2着に5馬身差の圧勝でした。前走の勝ち時計は昨年の阪神JFと同タイムで、芝1600mの持ち時計としてはメンバー1位で、2位に0秒7差を付けています。重賞は初挑戦ですが、前走と同じくらい走れば、ここでも有力でしょう。前走時馬体重が438kgなので、3ヶ月ぶりで馬体増なら良いでしょう。相手
▲アスコリピチェーノ
新馬戦、新潟2歳Sで上がり33秒3を使って連勝中。母系にサドラーズウェルズを内包するダイワメジャー産駒はメジャーエンブレム、レシステンシア、アドマイヤマーズがいて、いずれも阪神芝外1600mの2歳G1を制しています。切れ味タイプならこの馬も外せません。△コスモディナー
△クイックバイオ
△スプリングノヴァ
△コラソンビート
△サフィラ
△ルシフェル
買い目
馬連ボックス
◎〇▲ 500円×3点 1500円
馬単フォーメーション
◎▲⇒◎〇▲ 500円×4点 2000円
馬単フォーメーション
◎▲⇒〇 500円×2点 1000円
3連複フォーメーション
◎〇▲⇒◎〇▲⇒◎〇▲△ 100円×19点 1900円
3連単軸2頭流しマルチ
◎〇⇔▲△ 42点×100円 4200円
◎〇▲ 500円×3点 1500円
馬単フォーメーション
◎▲⇒◎〇▲ 500円×4点 2000円
馬単フォーメーション
◎▲⇒〇 500円×2点 1000円
3連複フォーメーション
◎〇▲⇒◎〇▲⇒◎〇▲△ 100円×19点 1900円
3連単軸2頭流しマルチ
◎〇⇔▲△ 42点×100円 4200円
計10600円
的中!! | 馬連⑥-⑦ 23.3倍×500円=11650円 |
---|---|
的中!! | 馬単⑦→⑥ 43.5倍×500円=21750円 |
的中!! | 3連複⑥-⑦ー⑩ 36.8倍×100円=3680円 |
ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。
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コテツ プロフィール
2016年10月号よりサラブレ本誌に「サラリーマン馬券師」として寄稿。本誌では1ヶ月から1ヶ月半前の予想ながら、鋭い見解で実績を積み上げた。『サラブレモバイル』ではメンバー構成、馬場状態などを踏まえ、さらに精度を上げた直前予想をお届けします!
