地方競馬情報
雲取賞のポイント
【好走ポイント】
※データ対象は地方馬限定戦で行われた19~23年雲取賞
[1]前走が地方交流重賞で⑤着以内か、前走がOPで②着以内の馬
過去5年の勝ち馬のうち、21~23年は前走が地方交流重賞で⑤着以内で、19~20年は前走が地方競馬のOPで②着以内だった。該当馬:アマンテビアンコ(※)、イーグルノワール、ウルトラノホシ、ギガース、クルマトラサン、サントノーレ、ローリエフレイバー
※前走がJRAのOPで①着
[2]7~8枠の馬
7~8枠の馬が過去5年すべてで馬券圏内に入っていて、20年以降は4連勝中。該当馬:イーグルノワール、イモノソーダワリデ、サントノーレ、フロインフォッサル
[3]ダート1500m以上で2勝以上している馬
ダート1500m以上で2勝以上していた馬が過去5年すべてで連対していて、そのうち4勝している。該当馬:イーグルノワール、サントノーレ、ブルーサン、フロインフォッサル、ローリエフレイバー
※人気傾向
過去5年で1番人気は[2.2.0.1]、2番人気は[1.2.1.1]。勝ち馬はいずれも4番人気以内。6番人気以下で馬券圏内に入ったのは19年13番人気③着カジノフォンテン、20年8番人気②着ファルコンウィングで、いずれも7~8枠だった。※血統傾向
過去5年の勝ち馬は、いずれも父と母父がサンデー系以外の馬だった。今年はアマンテビアンコ、イーグルノワール、ギガース、クルマトラサン、トーセンヴィオラ、ピコニ、マイケルマキシマス、マオノアンコール、ライゾマティクスが該当する。番 | 馬名 | [1] | [2] | [3] |
1 | ギガース | ★ | ||
2 | ローリエフレイバー | ★ | ★ | |
3 | ボクノオクリモノ | |||
4 | トーセンヴィオラ | |||
5 | ブルーサン | ★ | ||
6 | クルマトラサン | ★ | ||
7 | マオノアンコール | |||
8 | ウルトラノホシ | ★ | ||
9 | アマンテビアンコ | ★ | ||
10 | ライゾマティクス | |||
11 | ピコニ | |||
12 | マイケルマキシマス | |||
13 | イーグルノワール | ★ | ★ | ★ |
14 | フロインフォッサル | ★ | ★ | |
15 | イモノソーダワリデ | ★ | ||
16 | サントノーレ | ★ | ★ | ★ |
【まとめ】
複数で「★」が付いた馬のうち、イーグルノワール、サントノーレがフルマークで、フロインフォッサル、ローリエフレイバーがふたつに該当した。
イーグルノワールは地方交流重賞が①②着で、前走の全日本2歳優駿(川崎ダート1600m)は最内枠から先団に付け、先に抜け出した勝ち馬フォーエバーヤングには突き放されたが1秒5差②着に入った。ダートで馬番6~13番だと3戦3勝で、7枠13番に入ったのはプラス材料だろう。斤量57kgとダート1800mは初めてだが、前走時馬体重が526kgという大型馬で、ダート1700mで初勝利を挙げているから、折り合って運べれば連続好走が見られても良さそう。
サントノーレは前走の全日本2歳優駿で好位のインで脚を溜め、メンバー3位の上がり41秒9で2秒0差③着(②着イーグルノワールと0秒5差)に入った。ダート1800mは初めてだが、門別ダート1700mでの勝ち鞍がある。過去6戦は馬体重が500kg以下で①①③①③着、506kgで⑥着なので、前走時馬体重(500kg)から2ヶ月ぶりで極端な馬体増がなければベターか。大型馬だが、斤量57kgは一戦して⑥着で、今回は斤量増(56→57kg)がポイントになりそう。
ローリエフレイバーは過去5戦が大井ダート1400~1600mで③①①①①着で、初の重賞挑戦となった前走の東京2歳優駿牝馬(大井ダート1600m)は2番手追走から早めに先頭に立ち、メンバー最速の上がり39秒8で押し切った。過去5戦は10頭立て以下か馬番11番で、16頭立ての今回は1枠2番からスムーズに運べるかどうかがカギになりそう。過去5年の雲取賞での牝馬は20年ミリミリが10番人気⑩着、21年ベニスビーチが12番人気⑪着。
フロインフォッサルは前走のニューイヤーC(浦和ダート1500m)で⑤着に敗れたが、後方寄りから進める形になって伸び切れなかったもの。ダート1800mは初めてで、過去3連対はダート1500mで記録しているのに対し、ダート1600mは一戦して③着。過去5戦は4角2番手で①①着、4角3~4番手で②③着、4角6番手で⑤着なので、初の右回り&中央馬相手でも上手く先行できるかどうかがポイントになりそう。
アマンテビアンコは過去3戦が東京で①③①着で、前走のカトレアS(ダート1600m)は中団追走からメンバー3位の上がり36秒7で差し切った。O型コースと右回りは初めてだが、母ユキチャンはこのコースで重賞を勝っていて(10年TCK女王盃)、ヘニーヒューズ産駒はシャルフジンが22年雲取賞を制している。休み明けは約4ヶ月ぶりで一戦して③着なので、今回は2ヶ月半ぶりでも仕上がっていれば上位進出があり得そう。
ブルーサンはダートで和田竜騎手騎乗だと京都ダート1800mで①①着。前走の1勝クラスは6頭立ての不良馬場で前半5F61秒1のペースで逃げ、メンバー2位の上がり36秒8で押し切った。ダートは4角先頭で②①②①着、4角2番手で⑤着なので、初の地方でも4角先頭の形に持ち込めれば粘り込む場面が見られても良さそう。ダートは馬体重が508kg以下で②①②①着、518kgで⑤着なので、前走時馬体重(508kg)から極端な馬体増がなければベターか。
ギガースは過去4戦が左回りのダート1000~1500mで①②①①着で、前走のニューイヤーCは10頭立ての2番手追走からメンバー最速の上がり40秒0で押し切った。ダート1800mは初めてだが、祖母ダイヤモンドビコーは芝1800~2000mで重賞を勝っていて、こなすスタミナはありそう。馬番8番以内の時は3戦3勝なので、初の16頭立てでも最内枠からロスなく運べれば中央馬相手でも侮れなさそう。森泰騎手は近3年の雲取賞で②⑧①着。
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