かしわ記念のポイント

【好走ポイント】

[1]同年のフェブラリーSで7番人気以内の馬

同年のフェブラリーSで7番人気以内の馬が過去5年すべてで連対していて、そのうち3勝している。

該当馬:キングズソード、タガノビューティー

[2]東京ダート1600mのOPで連対歴がある馬

東京ダート1600mのOPで連対歴があった馬が、過去5年すべてで連対している。

該当馬:オメガレインボー、タガノビューティー、ペプチドナイル

[3]G1(Jpn1)で連対歴がある馬

過去5年で、G1(Jpn1)で連対歴があった馬は19年①～③着、20年②着、21年①&③着、22年②&③着、23年①着。

該当馬:カジノフォンテン、キャッスルトップ、キングズソード、クラウンプライド、タガノビューティー、ペプチドナイル、ミックファイア

※人気傾向

過去5年で1番人気は[0.1.1.3]、2番人気は[4.0.0.1]。16年以降は8年連続で2番人気が1番人気に先着している(16、20年はともに馬券圏外)。過去5年すべてで5～7番人気の中央馬が馬券圏内に入っている。

※地方馬

過去5年で馬券圏内に入った地方馬は21年2番人気①着のカジノフォンテンだけ。過去10年で馬券圏内に入った地方馬はいずれも6番人気以内。

※父か母父がノーザンダンサー系の4～6歳馬

過去5年で父か母父がノーザンダンサー系の4～6歳馬は18年①着、19年①着、20年①着、21年①&②着、22年③着、23年②着。今年はギガキング、キングズソードが該当する。

番	馬名	[1]	[2]	[3]
1	ウィリアムバローズ
2	タガノビューティー	★	★	★
3	キャッスルトップ			★
4	オメガレインボー		★
5	シャマル
6	ミックファイア			★
7	クラウンプライド			★
8	カジノフォンテン			★
9	ギャルダル
10	ペプチドナイル		★	★
11	ギガキング
12	リュードマン
13	キングズソード	★		★

★…プラスデータに該当した馬

【まとめ】
複数で｢★｣が付いたのはキングズソード、タガノビューティー、ペプチドナイルとなった。

ペプチドナイルは前走のフェブラリーS(東京)が初のマイル戦で、先団外目に付けて上がり37秒5で差し切った。地方交流重賞は初めてで、10年以降のかしわ記念で同年のフェブラリーS勝ち馬は①③①⑧④②⑥⑤着。藤岡佑騎手とは①①⑥①着で、この継続騎乗は良さそう。前走が11番人気で上表の[1]に該当しなかったが、JRAのダートOPでの4勝はいずれも5～8枠の時だから、7枠10番からスムーズなら連続好走が見られても良さそう。

キングズソードは前走のフェブラリーS(0秒3差⑤着)が初のマイル戦で、後方寄りからメンバー3位の上がり37秒0を使ったが、直線半ばで前が詰まる場面があった。今回は2ヶ月半ぶりだが、モレイラ騎手とのコンビは2ヶ月半ぶりだった昨年のJBCクラシック以来で、その時は②着に0秒9差を付けて快勝している。8枠の時は2戦2勝だから、8枠13番からスムーズなら巻き返しが期待できそう。

タガノビューティーは前走のフェブラリーSで中団に控え、メンバー3位の上がり37秒0で0秒2差④着に差し込んだ。昨年のかしわ記念で②着に入っていて、その時は中7週での臨戦だった。かしわ記念はソリストサンダーが21～22年で連続②着、ゴールドドリームが18～19年に連覇していて、リピーターが侮れないレースだが、本馬はダートOPでの休み明けが③⑥③④⑬着なので、今年は2ヶ月半ぶりでワンパンチを利かせられるかがポイントになりそう。

クラウンプライドは地方交流重賞が②②②着で、Jpn1は22年JBCクラシックと23年帝王賞でともに②着、船橋は22年日本テレビ盃(ダート1800m)②着の実績がある。国内で13頭立て以下だと①①②着で、13頭立てもプラス材料だろう。過去の馬券圏内はダート1800～2000mで、ダート1600mは3歳時のヒヤシンスS(東京)⑥着だけなので、今回は距離短縮の対応がカギだろう。

ウィリアムバローズはダートで坂井騎手騎乗だと③①着で、前走の東海S(京都ダート1800m)は2番手追走から早めに先頭に立ち、②着に0秒2差を付けて押し切った。今回は3ヶ月半ぶりで、過去の休み明けは①①②②①①着。ダートは右回りの1700～1800mで[7.4.1.1]で、そのうちダート1700mは2戦2勝だから、左回りのダート1600mに対応できれば上位進出があっても良さそう。

ミックファイアは古馬混合の重賞が⑧⑦着で、前走のフェブラリーSは行き脚が付かず中団からの競馬になったが、上がり37秒6で最後まで脚を使っていた。船橋は初めてで、地方の左回りは盛岡ダート2000mで1戦1勝。4角3番手以内で7戦7勝、4角6番手以下で⑧⑦着なので、ある程度の位置に付けられるかがポイントになるのでは?

シャマルは過去9勝をダート1400m以下で挙げているのに対し、ダート1500m以上は③⑤④④着。昨年のかしわ記念は0秒4差④着で、黒船賞①着からの臨戦は昨年と同じだから、今年も1F延長がポイントになりそう。地方交流重賞は良～稍重馬場で[0.1.1.2]、重～不良馬場で[5.0.1.1]なので、馬場状態にも注目したい。

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