白山大賞典のポイント

【好走ポイント】

[1]近2走以内にJRA重賞か地方交流重賞で③着以内がある馬

過去5年の勝ち馬は、いずれも近2走以内にJRA重賞か地方交流重賞で③着以内があった。

該当馬:ディクテオン、メイショウフンジン

[2]3～4歳馬

過去5年すべてで3～4歳馬が連対している。特に、過去5年で中央の3～4歳馬は[4.2.3.2]。

該当馬:サンマルパトロール、ラバタンシン

[3]6～8枠の中央馬

16年以降は6～8枠の中央馬が8年連続で連対していて、そのうち6勝している。

該当馬:サンマルパトロール、ダイシンピスケス、ディクテオン、メイショウフンジン

※人気傾向

過去5年で1番人気は[3.0.0.2]、2番人気は[1.3.0.1]。過去10年で馬券圏内に入った馬はいずれも5番人気以内で、17年以降は7年連続で4～5番人気馬が馬券圏内に入っている。

※地方馬

過去5年の地方馬で馬券圏内に入ったのは21年2番人気②着のミューチャリーだけ。ミューチャリーは3歳時にジャパンダートダービー③着があったが、今年、地方交流重賞で③着以内がある地方馬はいない。

※父か母父がサンデー系の中央馬

過去5年で、父か母父がサンデー系の中央馬は19年①&③着、20年①～③着、21年③着、22年②&③着、23年①&③着。今年はサンマルパトロール、ダイシンピスケスが該当する。

番	馬名	[1]	[2]	[3]
1	ミストラルウインド
2	テンカハル
3	モズプラチナ
4	アンタンスルフレ
5	ヴェレノ
6	ラバタンシン		★
7	ディクテオン	★		★
8	ダイシンピスケス			★
9	メイショウフンジン	★		★
10	ファルコンウィング
11	オートヴィル
12	サンマルパトロール		★	★

★…プラスデータに該当した馬

【まとめ】
｢★｣が複数付いたのはサンマルパトロール、ディクテオン、メイショウフンジンとなった。

メイショウフンジンは地方交流重賞で4角3番手以内だと③③②③着で、昨年の白山大賞典は0秒1差②着に入っているのに対し、4角4番手以下だと⑦⑤⑤⑧着。今回は2ヶ月ぶりだが、前走がマーキュリーCからの臨戦は昨年と同じとなる。前走(⑧着)は最内枠で揉まれる形になったが、地方交流重賞での③着以内は3～8枠の時なので、7枠9番からスムーズに動ければ巻き返しがあり得そう。

ディクテオンは前走の帝王賞(大井ダート2000m)で出遅れたが、メンバー2位の上がり38秒0で0秒5差③着に差し込んだ。地方交流重賞は4角先頭で①①着なのに対し、4角4～10番手だと④④④③着。ダート2100mでも斤量57kgでの重賞勝ちがある馬だが、今回は本馬だけが57kgで、それ以外の馬は52～54kgとなる。休み明けは⑨⑦③④④着なので、今回は約3ヶ月ぶりがポイントか。

サンマルパトロールはJRAの2勝クラスと3勝クラスを連勝中で、前走の瀬戸S(中京ダート1900m)は後方追走からメンバー2位の上がり37秒8で差し切った。地方交流重賞&ダート2100mは初めてで、ダート2000m以上は④④着。前述したように近年の白山大賞典は中央の3～4歳馬が好成績で、今年は本馬だけが該当する。過去5年の白山大賞典で馬券圏内に入った馬はいずれも4角5番手以内の競馬をしていたから、スムーズに進出できるかがカギになりそう。

ダイシンピスケスは昇級初戦の仁川S(阪神ダート2000m)で7枠14番から2番手に付け、勝負所で先頭に立って押し切った。近3走は5～8枠で①①①着で、6枠8番に入ったのは悪くなさそう。白山大賞典は前走がJRAのOPか地方交流重賞で①着の馬が近4年すべてで馬券圏内に入っていて、今年は本馬だけが該当する。ダート2100mは一戦して⑪着なので、今回は100mの距離延長がポイントになりそう。

テンカハルは前走が久々の芝で⑭着に敗れたが、地方交流重賞は斤量56kg以下だと②③④着で、芝→ダート替わりの時に②着に入っている(今回は斤量54kg)。金沢は初めてだが、ダート2100mは東京で②①⑥①⑨着で、右回りは芝での勝ち鞍がある。ダートで15頭立て以下だと③②③⑦④着、ダートでひと桁馬番だと③②③⑦⑨⑬④着なので、今回は12頭立ての2枠2番から勝ち切れるか。

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