地方競馬情報
兵庫ジュニアグランプリのポイント
【好走ポイント】
[1]前走がJRAの1勝クラスで①着の馬
15年以降は前走でJRAの1勝クラスを勝っていた馬が8年連続で連対していて、17年以降は7連勝中。昨年はこの条件に該当していた馬が2頭いて、その2頭が①&②着となった。該当馬:コスモストーム
[2]父か母父がノーザンダンサー系の馬
過去10年すべてで父か母父がノーザンダンサー系の馬が馬券圏内に入っていて、近7年中6年で勝利している。該当馬:コスモストーム、サンジュウロウ、ジーニアスレノン、ベラジオドリーム、マナヴァルキューレ、ヤマニンシュラ
[3]6枠の馬
19年以降、6枠の馬が5年連続で馬券圏内に入っている。該当馬:ヴィグラスデイズ、ハッピーマン
※人気傾向
過去5年で1番人気は[2.1.1.1]、2番人気は[2.2.1.0]。過去5年で連対した馬はいずれも5番人気以内で、6番人気以下で馬券圏内に入った馬は22年6番人気③着のデステージョだけ。※地方馬
過去5年の地方馬で馬券圏内に入ったのは21年5番人気③着のプライルード、22年5番人気②着のスペシャルエックス&6番人気③着のデステージョ。いずれも前走が②着以内だった(今年はヴィグラスデイズ、サンジュウロウ、シャインミラカナ、ベラジオドリーム、ラピドフィオーレが該当)。※前走時馬体重が480kg以上の馬
過去5年では、いずれも前走時馬体重が480kg以上の馬が連対していて、そのうち4勝している。今年はキミノハート、コスモストーム、コパノヴィンセント、サンジュウロウ、ベラジオドリーム、マナヴァルキューレ、ラピドフィオーレが該当。番 | 馬名 | [1] | [2] | [3] |
1 | ジーニアスレノン | ★ | ||
2 | ヤマニンシュラ | ★ | ||
3 | サンジュウロウ | ★ | ||
4 | ラピドフィオーレ | |||
5 | キミノハート | |||
6 | コパノヴィンセント | |||
7 | ハッピーマン | ★ | ||
8 | ヴィグラスデイズ | ★ | ||
9 | シャインミラカナ | |||
10 | マナヴァルキューレ | ★ | ||
11 | ベラジオドリーム | ★ | ||
12 | コスモストーム | ★ | ★ |
【まとめ】
複数で「★」が付いたのは、コスモストーム1頭だけとなった。
コスモストームは右回りのダートが2戦2勝で、前走のなでしこ賞(京都ダート1400m)は8枠10番から先団外目に付けて上がり38秒7で差し切った。過去5年で前走・なでしこ賞勝ち馬は19年テイエムサウスダン、21年セキフウがこのレースで優勝している。前走の内容なら8枠12番に入ったのは悪くなさそうなので、外目をスムーズなら。過去3戦は馬体重が496~498kgで①①着、486kgで⑦着なので、前走時馬体重(498kg)からの変化には注目しておきたい。
コパノヴィンセントは前走・プラタナス賞(東京ダート1600m)で2番手に付け、逃げ切った勝ち馬には突き放されたが0秒8差②着に入った。ダート1400mは初めてだが、初勝利を挙げたのが中山ダート1200mで、1F短縮で右回りに替わるのは悪くなさそう。前走時馬体重が530kgという大型馬だが、母父スターリングローズはこのコースで重賞勝ち(03年兵庫ゴールドT)があるから、小回りコースに対応できれば。
ハッピーマンは前走のヤマボウシ賞(中京ダート1400m、④着)が3ヶ月半ぶりでの大外枠(8枠10番)で、終始外を通る形になって伸び切れなかった。今回は6枠7番で、右回り&ひと桁馬番は初勝利を挙げた2走前(京都ダート1200m)だけで、その時は②着アメリカンビキニ(後にヤマボウシ賞勝ち)に0秒5差を付けた。半兄マルベリーシチーはダート1700~1800mで2勝しているから、ロスを抑えて走りたいところだろう。
シャインミラカナは過去2戦(⑬①着)が左回りだが、オールダートのコースは前走(中京ダート1200m)だけで、その時は出遅れながら道中でポジションを上げ、メンバー中最速の上がり37秒9で差し切った。今回は7枠9番で、ひと桁馬番は前走だけとなる。右回り&ダート1400mは初めてとなるが、半兄カルロスミノルは右回りのダート1400~1700mで2勝しているので、2ヶ月半ぶりでも五分のスタートを切れれば。
ヤマニンシュラは過去2戦が中京ダート1400mで[1.0.1.0]で、①着の前走は馬番3番からハナに立って押し切ったのに対し、デビュー戦(③着)は大外枠から2番手に控える形になっていた。右回りは初めてとなるが、2枠2番に入ったのは悪くないだろう。ダートは良馬場で①着、不良馬場で③着なので、力の要る馬場がベターか。
なお、過去10年のこのレースで前走が未勝利戦で①着の馬が馬券圏内に入ったケースは、17年②着のアスターソードのみとなる。今年はシャインミラカナ、ヤマニンシュラが該当する。
ラピドフィオーレは園田ダート1400mで馬番4番より外枠だと①①②着で、4枠4番に入ったのは悪くないだろう。過去5戦は4角3番手以内で①①①②着、4角4番手で④着。このコースの持ち時計は良馬場で1分31秒8、道悪馬場だと1分31秒7(稍重)で、過去5年の決着時計は良馬場で1分26秒9~1分29秒4、道悪馬場で1分29秒0~1分29秒7なので、どこまで時計を詰められるかがポイントになりそう。
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