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2/15(土)

クイーンC(G3)
東京11R 芝1600m 15時45分発走予定

◎⑫コートアリシアン
○④ショウナンザナドゥ
▲⑦エンブロイダリー
☆⑪マディソンガール
△⑤ロートホルン
△⑥マピュース
△⑩ロンドボス
△⑬エストゥペンダ

クイーンCの直近3年の勝ち馬は、2022年プレサージュリフト(新馬①着)、2023年ハーパー(未勝利①着)、2024年クイーンズウォーク(未勝利①着)といずれも前走で勝ち上がった直後で、ここも勝っています。しかし、もっと長いスパンで見れば、重賞好走組や前走1勝クラス好走組が勝ったケースも多々あります。

ここ3年の傾向からすると、新馬戦V直後の良血マディソンガール、未勝利戦を勝ったばかりのロートホルンあたりに飛び付きたくなるのですが、果たしてどうでしょう? 

☆マディソンガールは動きに躍動感が出て、脚捌きも機敏になって、成長を感じます。その一方で、今週の追い切りもそうですが、気の強さが出てきたのか力みが出ているように見えます。いまの感じだと、新馬戦からの1F短縮は確かにプラスに出るでしょう。ただ、初の関東圏への長距離遠征なだけあって、レース当日のテンションは気になります。落ち着いて挑めればいいのですが…。当日のパドック、返し馬の気配は注意したいです。

ロートホルンの前走は1分45秒9(東京芝1800m)の好時計。単純に同じ週の東京スポーツ杯2歳S(1分46秒8=勝ち馬クロワデュノール)と比べても「破格」なのですが、当週は土曜より日曜の方が速い時計が出ていた点を鑑みると、その数字を額面通りに受け取って良いのかどうか。見事な逃げ切り勝ちでしたが、控えるレースになった時に同じ競馬ができるのかといった、半信半疑の面もあります。前走と同じ1800m戦なら買いやすいのですが。

結論から言うと、アルマヴェローチェが快勝した昨年暮れの阪神JFが強いとみます。例年の阪神開催ではなく、京都開催だったので比較しにくい面もありますが、レースレベルは決して低くなかったとみます。阪神JFから駒を進めてきた○ショウナンザナドゥ、◎コートアリシアンに重い印を打った理由も、その点にあります。2頭とも、東京芝1600mで実際に好走経験がある点も強調ポイントになります。

◎コートアリシアンの前走・阪神JF(⑥着)は出遅れが致命傷。最後の直線は傷んでいた内寄りに進路を取らざるを得ない形になって、不完全燃焼なレース内容。それでも、美浦から京都までの長距離輸送をしても馬体重8kg増で、パドックでは数字以上に大きく見せて、筋肉の張りも目立って、新潟2歳S②着当時よりも大きな成長を感じました。その後も馬自体は良くなっており、調教は動きすぎるぐらいですが、新コンビの坂井騎手が騎乗した先週は力む面こそ見せましたが、軽く促した程度でラスト1F11秒3。とにかく、体力があります。今回はホームの東京に戻って、気持ちが高ぶる恐れはないでしょうし、東京や新潟の外回りなら、多少出負けしてもゆったり構えられます。新馬戦で5馬身差圧勝の東京コース。ここが狙い目でしょう。

阪神JF④着の○ショウナンザナドゥはとにかく堅実。レースセンスが高く、いまの東京に不可欠な時計対応力もあります。阪神JFは、結果的に逃げ・先行勢にはツライ流れでしたが、好位でよく頑張っていました。馬体面では成長の余地を残すのですが、昨秋のアルテミスS③着を含めて、強い相手に善戦してきた経験値は大きいとみます。

▲エンブロイダリーは新潟芝1800mの2歳コースレコードが圧巻。中山のサフラン賞(⑤着)は器用さ負けした形でしたが、搭載エンジンはかなりのもの。相手が楽だったとはいえ、しっかり勝ち切った前走の東京1勝クラスの内容から、今回も大きく崩れるイメージはありません。ルメール騎手が続けて乗れるのも大きいです。

☆マディソンガールは当日の気配次第。

ロートホルンはマイルの速い流れになった時、道中で脚が溜まっているかどうか。道中の位置よりも、忙しい流れがマイナスにならないかでしょう。

マピュースはアルテミスS(⑦着)が完敗でしたが、当時は体に緩さがあるように見えました。スケールはかなりのものを感じます。赤松賞で上手に競馬ができたのも強調点になります。

ロンドボスはその赤松賞は③着で、完敗だったのも事実でしょうが、栗東・藤原英厩舎があえってここに使ってくるのですから、思うところはあるのでしょう。前走は前に壁がつくれずにタメが利かなかった印象もあり、今回は新馬で勝っている戸崎騎手が再び乗れるのは魅力。

エストゥペンダはフェアリーS(③着)のラストの伸びが際立っていました。数字が示す通り、体が大きくなって、成長中。未勝利戦Vの東京マイルに戻って、着実に力をつけてきた、いまの能力を発揮できれば侮れない存在。

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬連
⑫-④⑦
各2000円(計4000円)
馬連
⑫-⑪
1000円
馬連
⑫-⑤⑥⑩⑬
各500円(計2000円)
馬連
④-⑦⑪
各1500円(計3000)
合計 10000円


2/16(日)

共同通信杯(G3)
東京11R 芝1800m 15時45分発走予定

◎②マスカレードボール
○⑨リトルジャイアンツ
▲⑧レッドキングリー
☆③ワンモアスマイル
△①サトノカルナバル
△④カラマティアノス
△⑤ネブラディスク

共同通信杯は、近年は弥生賞やスプリングS以上に重要なクラシック前哨戦と言って良く、少数精鋭なのも特徴。直近10年はフルゲート(16頭)になったことは一度もなく、2019年は7頭立て、2020年は9頭立てで行われました。

ただし、過去10年、なぜか1番人気の優勝がありません。2番人気が1勝、3番人気が5勝、4番人気が2勝、6番人気が2勝と、人気分布だけ見ても傾向がつかみにくい重賞です。2021年優勝エフフォーリアは百日草特別①着後で「4番人気」。その後の活躍を思うと、見た目の人気に惑わされないことが大事かもしれません。

◎マスカレードボールは何番人気でしょう? 前走・ホープフルS(⑪着)は勝ち馬クロワデュノールが別格だったのもありますが、本馬はテンション面で難しいところを見せていた当時の調教過程に加え、内優位の馬場で「中山芝2000mの大外馬番18番」は、どう乗っても好勝負は至難だったと思います。しかし、2走前のアイビーS(①着)は勝ちタイム1分45秒8の時計ひとつ取ってもA級。スタート自体は速くありませんが、今回のメンバーと頭数なら、仮に出負けしても致命傷になるとは思えず、絶対的な時計対応力でカバーできるでしょう。先週の追い切りで、あえてソールオリエンスと併せて負荷をかけたのも、今回に懸ける意気込みを感じます。東京芝1800mに戻って、姉マスクトディーヴァ(ローズSで破格レコード)の血統背景を考えても、距離はベストでしょう。あえて懸念材料を挙げれば、日曜日は西から天気が崩れる予報なので「雨」だけでしょう。①着固定。

○リトルジャイアンツはご存じの通り、右回りだと直線でモタれる面がありますが、昨秋の東京芝2000mが上手な走りで、1分58秒7の好時計勝ち。これまで2000mで「1分58秒台」を2度マークしている時計対応力は光ります。今回はSペース必至で、1F短縮で大外枠。不安要素を挙げれば、単調な前残りになった時だけでしょう。それでも、決め脚で浮上のイメージ。

▲レッドキングリーは好メンバー相手の東スポ杯2歳Sで③着は額面通りに評価。ただし、まだ速い時計で走ったことはなく、今回は時計対応力を問われます。左にモタれる面もあって、そこが強気には推せない現状ですが、前走はそんな状況でも形はつくっていました。評価はこれ以上は下げられません。

☆ワンモアスマイルは明らかに「内&前優位」の現在の馬場状況から、捨て切れない1頭。現状は切れ負けしている形ですが、それを戦略と機動力で補える可能性も。共同通信杯は「逃げ粘り②着」の多いレース。恐らく行くでしょう。それで残れるか。

サトノカルナバルは、調教は動いていました。凄みも感じます。ただ、函館2歳Sのイメージが強すぎて、1800mでどうかは未知数。折り合えるかどうか。今回はあくまでも押さえ。

カラマティアノスは、発馬や序盤の折り合い面など、現状課題はあると思います。ただ、ラストの渋太さや、まだ表に見せていないギアを感じています。今回は1F延長で、なんとか序盤をリズム良く入れるようなら、重賞でも②、③着があっても。

ネブラディスクは言うまでもなく超良血。体はもっと逞しさが出てもいい印象はありますが、加速してからのギアの上がり方には非凡なものを感じます。ただ、恐らくここは人気でしょう。オッズ妙味はありません。また、個人的にはあっさりとここを突破するだけの爆発的な破壊力を感じていません。押さえ評価とします。

券種・買い方 組み合わせ・点数
3連単
②→③⑧⑨→①③④⑤⑧⑨
各500円(計7500円)
馬単
②→①⑤
各1000円(計2000円)
馬単
②→④
500円
合計 10000円

 的中!!  馬単②→④
41.5倍 × 500円 = 2万750円

ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。

小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。

【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。


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