地方競馬情報
JBCスプリントのポイント
【好走ポイント】
[1]前走が地方交流重賞で⑥着以内の馬
過去10年の勝ち馬は、いずれも前走が地方交流重賞で⑥着以内だった。該当馬:クロジシジョー、サンライズアムール、マックス
[2]ダートG1(Jpn1)で⑤着以内がある馬
ダートG1(Jpn1、海外を含む)で⑤着以内がある馬が、過去5年すべてで連対している。該当馬:カジノフォンテン、クロジシジョー、チカッパ、ドンフランキー
[3]父か母父がノーザンダンサー系の馬
父か母父がノーザンダンサー系の馬が、過去10年すべてで馬券圏内に入っている。該当馬:エンテレケイア、カジノフォンテン、シアージスト、チカッパ、ファーンヒル、ママコチャ
※人気傾向
過去5年で1番人気は[1.2.0.2]、2番人気は[0.0.1.4]。過去5年で6番人気以下で馬券圏内に入ったのは20年8番人気①着のサブノジュニア&7番人気②着のマテラスカイ、24年7番人気③着のアラジンバローズで、いずれも6~7歳の牡セン馬。今年はエンテレケイア、ギャルダル、クロジシジョー、サンライズアムール、シアージスト、ドンフランキー、ファーンヒルが該当する。※地方馬
過去5年の地方馬で馬券圏内に入ったのは20年3番人気③着のブルドッグボス&8番人気①着のサブノジュニア、23年3番人気①着のイグナイター、24年7番人気③着のアラジンバローズ。※前走が国内のダートで4角2番手以内の馬
前回船橋ダート1000mで行われた2010年は、前走が国内のダートで4角2番手以内の馬によるワンツー決着となった。今年はエンテレケイア、ドンフランキー、マックスが該当する。| 番 | 馬名 | [1] | [2] | [3] |
| 1 | サンライズアムール | ★ | ||
| 2 | ギャルダル | |||
| 3 | ファーンヒル | ★ | ||
| 4 | コパノパサディナ | |||
| 5 | ドンフランキー | ★ | ||
| 6 | エンテレケイア | ★ | ||
| 7 | マックス | ★ | ||
| 8 | カジノフォンテン | ★ | ★ | |
| 9 | クロジシジョー | ★ | ★ | |
| 10 | ザイデルバスト | |||
| 11 | チカッパ | ★ | ★ | |
| 12 | シアージスト | ★ | ||
| 13 | ママコチャ | ★ | ||
| 14 | テイエムスパーダ |
【まとめ】
「★」がふたつ付いたのはカジノフォンテン、クロジシジョー、チカッパとなった。
チカッパは[1]に該当しなかったが、前走のコリアスプリント(ソウル・ダート1200m)は大外枠から中団に付け、直線で一旦先頭に立って②着に入った。9~11月は[2.5.0.0]で、昨年のJBCスプリント(佐賀ダート1400m)は武豊騎手騎乗で4角先頭からハナ差②着だった。ダート1000mは初めてで、ダート1200mの地方交流重賞はレース上がりが37秒5~39秒2で①①着、34秒8で④着なので、適度に上がりがかかればベターか。
クロジシジョーは船橋ダート1000mは初めてで、重賞ではまだ勝ち鞍がないが、ダート1200mの重賞が⑧②②⑤②④②着で、G1は今年のドバイゴールデンシャヒーン(首・メイダン)で0秒2差④着に入っている。船橋ダート1000mで行われた10年JBCスプリントは4角1番手の馬が①着、4角2番手の馬が②着に入っていて、本馬は国内のOPでの馬券圏内は4角5~11番手の時なので、このコースでどこまで差し込めるか。
カジノフォンテンは今年に入ってダート1300m以下だと①②着で、5ヶ月半ぶりだった前走の柿生スプリント(川崎ダート900m)は追っ付けながら先団外に付け、上がり36秒8で0秒4差②着に入った。ダート1000mは初めてだが、船橋ダートは[7.1.0.7]で、21年かしわ記念(ダート1600m)を制した実績があるから、上手く流れに乗れれば侮れない面がありそう。JBCスプリントで9歳以上の馬が馬券圏内に入ると、09年③着のリミットレスビッド(当時10歳)以来となる。
ファーンヒルは大井移籍後が①①着で、このコースの2走前・習志野きらっとスプリントは先団に付け、勝ち時計59秒1(良)で快勝した。地方交流重賞は初めてだが、JRAのダートOPは1150~1400mで[0.2.3.7]と好走歴がある。このコースで行われた10年JBCスプリントは決着時計が57秒6(良)で、今回はどこまで時計を詰められるかがカギになりそう。
サンライズアムールはダート1000mが初めてとなるが、ダート1200mの地方交流重賞が[1.0.1.0]で、いずれも4角1~3番手の競馬をしている。左回りのダート1200mは①①⑤①着で、2走前のクラスターCは1分9秒2(稍重)で逃げ切っている。今回は斤量57kgで、ダートOPで57kg以下だと③④③①①④①③着。ダートで馬番2番以内だと③③⑧着で、今回は最内枠から上手く捌けるか。
ドンフランキーはダート1200mの地方交流重賞が②①①着で、いずれも4角1~2番手から粘り込んでいる。ダート1000mは初めてだが、24年ドバイゴールデンシャヒーンでハナに立って②着に入っている馬で、対応するスピードを秘めていそう。今回は過去最長間隔となる9ヶ月ぶり(中38週)で、4ヶ月以上間隔が開いた時は中18~21週で①①⑨①着。前走時馬体重が604kgという超大型馬で、今回は仕上がり具合がどうかだろう。
ママコチャは今回が初ダートで、1000mも初めてとなるが、芝1200mの重賞が[2.3.1.3]で、川田騎手とのコンビで23年スプリンターズSを制した実績がある。全姉ソダシは22年フェブラリーSで③着に入っているが、本馬の過去12連対は芝の良馬場で、道悪芝は③⑨⑧着なので、今回は力の要る地方のダートに対応できるか。
テイエムスパーダはダートが初めてで、1000mは直線競馬(新潟芝直1000m)で③①②着。今年のアイビスSDはハナに立ち、クビ差②着に入った。松若騎手は21年JBCスプリントでモズスーパーフレアとのコンビで③着に入っていて、その時も前走が芝1200mからの継続騎乗だった。本馬はU型コースでの過去5勝はいずれも4角1~2番手の時なので、今回もスムーズに先行できるかがポイントになりそう。
なお、JBCスプリントで初ダートの馬が馬券圏内に入ると、13年②着のドリームバレンチノ以来となる(今年はテイエムスパーダ、ママコチャが初ダート)。
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