兵庫ジュニアグランプリのポイント

【好走ポイント】

[1]前走がJRAの1勝クラスで④着以内の馬

前走がJRAの1勝クラスで④着以内の馬が過去10年すべてで連対していて、そのうち9勝している。

該当馬:エコロレーヴ、ローズカリス

[2]父か母父がノーザンダンサー系の馬

過去10年すべてで父か母父がノーザンダンサー系の馬が馬券圏内に入っていて、近8年中6年で勝利している。

該当馬:エイシンイワハシル、エコロレーヴ、ゴッドバロック、サンフラワームーン、トウカイマシェリ、ラッキーキッド、ローズカリス

[3]6枠の馬

19年以降、6枠の馬が6年連続で馬券圏内に入っている。

該当馬:ストロングボンド、ローズカリス

※人気傾向

過去5年で1番人気は[3.1.0.1]、2番人気は[2.1.1.1]。過去5年で連対した馬はいずれも5番人気以内で、6番人気以下で馬券圏内に入った馬は22年6番人気③着のデステージョだけ。

※地方馬

過去5年の地方馬で馬券圏内に入ったのは21年5番人気③着のプライルード、22年5番人気②着のスペシャルエックス&6番人気③着のデステージョ。いずれも前走が②着以内だった。今年、前走が②着以内の地方馬はエイシンイワハシル、ゴッドバロック、スペシャルチャンス。

※前走時馬体重が480kg以上の馬

過去5年では、いずれも前走時馬体重が480kg以上の馬が連対している。今年はエイシンイワハシル、エイシンリガーズ、エコロレーヴ、ゴッドバロック、ラッキーキッドが該当。

番	馬名	[1]	[2]	[3]
1	ラッキーキッド		★
2	ゴッドバロック		★
3	サンフラワームーン		★
4	サフラナール
5	エコロレーヴ	★	★
6	クリスタルピット
7	ローズカリス	★	★	★
8	ストロングボンド			★
9	エイシンリガーズ
10	スペシャルチャンス
11	エイシンイワハシル		★
12	トウカイマシェリ		★

★…プラスデータに該当した馬

【まとめ】
複数で｢★｣が付いたのはエコロレーヴ、ローズカリスで、ローズカリスがフルマークとなった。

ローズカリスは前走のなでしこ賞(京都ダート1400m)で前半3F36秒0のペースで逃げ、メンバー中2位の上がり36秒2で押し切った。2走前のヤマボウシ賞で②着に入っていて、ヤマボウシ賞に出走歴があった馬は過去5年すべてで連対している(今年は本馬だけが該当)。ダートでの3戦はいずれも逃げているが、今回はテンに速いエコロレーヴがいるので、位置取りがポイントになりそう。ダートは稍重馬場で①①着、良馬場で②着なので、馬場状態にも注目しておきたい。

エコロレーヴは前走のオキザリス賞(東京ダート1400m)で前半3F34秒2のペースで逃げ、4角で後続を引き離して1秒0差③着に粘った。ダートでの3戦(②①③着)はいずれも4角先頭の競馬をしていて、右回りは阪神ダート1800mで②①着。吉村智騎手は過去5年中3年で馬券圏内に入っているので、この鞍上でスピードを活かせれば重賞の舞台でも出番がありそう。

ラッキーキッドはデビュー戦(東京ダート1600m)で2番手に付け、メンバー中2位の上がり36秒2で快勝した。父ディスクリートキャット×母父パイロの配合馬は、コンバスチョンが21年兵庫ジュニアグランプリで②着に入っている。母ハッピーゴラッキーはダート1200～1400mで3勝しているので、1F短縮に対応できれば。前走が新馬勝ちの馬が馬券圏内に入ると、20年②着のレディバグ以来となる。

トウカイマシェリは初ダートの前走･エーデルワイス賞(門別ダート1200m)が3ヶ月半ぶり(中14週)で、先団に付けて上がり37秒4で②着に入った。デビュー2戦目で初勝利を挙げていて、中3週の今回は上積みがありそう。過去4戦(②①⑦②着)は1200mで、ダート1400mは初となる。過去3連対はいずれも牝馬限定戦で、牡牝混合戦は函館2歳S⑦着だけなので、今回は牡馬相手でどうかだろう。

ストロングボンドは中央転入初戦の前走･福島2歳Sが⑯着だったが、初芝で控える形になっていた。ダートは船橋の1000～1200mで①④①着で、いずれも4角先頭の競馬をしている。ダートでの3戦は6～7頭立てなので、今回は12頭立て&初のダート1400mがポイントになりそう。過去5年で前走が芝の馬は、23年にゼルトザームが京王杯2歳S⑪着からの臨戦で③着に入っている。

エイシンイワハシルは園田ダート1400mが2戦2勝で、前走のネクストスター園田は2番手追走から押し切って②着に0秒6差で快勝した。10～12頭立ての時は①①着、5～8枠の時は①①着なので、8枠11番からスムーズなら中央馬相手でも侮れない面がありそう。

■出馬表へ

■過去5年データへ