12/28(日)
有馬記念(G1)
中山11R 芝2500m 15時40分発走予定
◎②シンエンペラー
○④ミュージアムマイル
▲⑨ダノンデサイル
☆⑬アドマイヤテラ
△①エキサイトバイオ
△③ジャスティンパレス
△⑤レガレイラ
△⑥メイショウタバル
今年の有馬記念は展開をどう読むか? 馬場をどう読むか? 先週までの中山の芝は「内&前優位」の軽めの馬場でしたが、今週は雨が降り、金曜正午時点では芝は稍重(ダートは重)。土、日曜は好天予報なので、有馬記念発走時刻では良馬場でしょうが、古馬王道の今年の天皇賞・秋やジャパンC、それにレガレイラが重賞連覇を飾ったオールカマー、エリザベス女王杯とは違って、タフな芝質と考えるべきでしょう。
メイショウタバル、ミステリーウェイの先行争いもカギ。スタート直後はメイショウタバルが速いでしょうが、ミステリーウェイは途中からハナを奪っての「大逃げ」が今秋の活躍の原動力になりました。昨年の有馬記念は「前半3F37秒6」のスローでしたが、今年は間違いなくそれよりは速いでしょう。メイショウタバルの中山出走は、昨春の皐月賞(⑰着)以来となる2度目。当時は前半3F34秒2の超ハイラップも響いた形でした。ここも行ければ行きたいでしょうが、いずれにしても消耗戦となりそう。こうなると、S~Mペースから差し比べが持ち味のレガレイラも楽ではないはず。全体的に負荷のかかる展開に。そして、シーズン最終盤のここで「上積み」が見込める馬は?
◎シンエンペラーの巻き返しに期待。昨秋のジャパンC(②着)は差し返して頑張りましたが、今秋は愛チャンピオンS⑥着、その後に喘息と中程度の肺出血が判明して凱旋門賞を見送り、ジャパンC出走となったのはご存じの通り。そのジャパンCは馬番16番。位置を取るのに脚を使い、カラ馬となったアドマイヤテラが付近を通り、さらに直線は挟まれるといった細かい「不利」が重なり、力を出し切れない内容でした。こういった諸状況を考えれば、やむを得ない敗戦(⑧着)だと思います。それに、昨年のジャパンCの自身の「2分25秒5」に比べ、今年は自身の「2分21秒4」という高速決着も厳しかったとみます。凱旋門賞馬ソットサスの弟で、言うまでもなく芝質は重めでOKでしょう。2歳暮れのホープフルS(②着)でレガレイラに続き、昨年の皐月賞⑤着。中山では弥生賞②着もあり、コース替わりもプラスと考えます。逃げ切った今春のネオムターフCを見ても、前で一定の持続力を示す形がもっとも力の出る形でしょう。矢作調教師が「これ以上ない枠」と喜んだ馬番2番。まさか、今回逃げはないでしょうが、型通りに動きは素軽さを増して、凱旋門賞をスキップした分、そしてジャパンCで力を出し尽くしていない分、上積みは見込めるはず。先行馬2~3頭を行かせて、好位イン。一変があるならば、このタイミングでしょう。
○ミュージアムマイルは皐月賞が「1分57秒0」の好時計。弥生賞(④着)が渋った稍重も影響したと考えれば、軽い芝質がベストでしょうから、馬場回復は不可欠。ただ、春より一段強くなったのは事実。器用にギアチェンジできる、中山向きの機動力を備えています。中山芝2200mまでこなせるならば、芝2500mもこなせるはず。C.デムーロ騎手を背にした1週前追いが絶好。万が一、天皇賞・秋のように中団待機になった際、捌くのに苦労しなければ、当然好勝負に。
▲ダノンデサイルは帰国初戦のジャパンC(③着)で底力発揮。昨年の有馬記念(③着)は自ら逃げて頑張っており、戦法にも脚質的にも幅を増した今年は、より上のパフォーマンスが望めるでしょう。問題は「枠」。昨年は馬番1番。発馬自体に問題のある馬ではないですが、今年の馬番9番は微妙に外。当日に冷静さを保って挑めれば良いですが、まだテンション面で多少気掛かりに思える点も。芝質的には「重め」はOK。捌きひとつでしょう。
アドマイヤテラは正直なところ、ジャパンCの落馬の影響が掴めませんが、中山芝2500mでいちど見たかった1頭。昨秋、菊花賞(③着)が早めに追い上げての奮闘。今年の目黒記念(①着)は好位差し。スタートが改善したいまなら、中山はピッタリなはず。重めの芝質は大阪-ハンブルクC(①着=稍重)を見てもプラスでしょう。人気もさほどないでしょうから、押さえても損はありません。
△4頭の評価は以下の通り。
エキサイトバイオは菊花賞(③着)が正直ビックリ。外枠から前を取りに行って頑張りました。母アニメイトバイオはマイル~中距離色が濃い馬でしたが、産駒は長めも走るレイデオロの血を受け、成長力に富んでいます。ここは絶好の馬番1番。急激に内寄りが傷んで通れないことはないでしょうから、古馬より2kg軽い56kgなら、一発あっても。
ジャスティンパレスは相手なり。位置が取れなくなっている分、カギは今のジャスティンパレスに中山が合うかだけ。昨年の有馬記念(⑤着)も最後は内寄りを粘り強く伸びました。馬券的には「①着」では買いにくく、②~③着キャラからも相手で買うのが正解でしょう。
問題はレガレイラの評価。直近2戦のオールカマー、エリザベス女王杯は、正直なところメンバーが軽かった印象。今回は相手強化に加え、昨年とは違う重めの芝質。直近2戦はリカバーできていますが、ゲート内の「駐立」にも課題は残り、ゲートで待たされる時間が長い奇数馬番で、万が一にも出負けすると容易ではないでしょう。調教も仕掛けつつだった直近2週の動きは、確かに意欲的にやれている点では良いと思いますが、促さないでも楽に動けていたエリザベス女王杯当時と比べての上昇度では薄い印象。昨年の有馬記念は勝っていますが、本質的には2000~2200m型でしょう。前が飛ばす消耗戦になると果たして合うか? 不安要素は残っています。
対して、メイショウタバルは宝塚記念のように前半3F34秒8で入っても、中盤(12秒1~12秒2~12秒2)で落とせれば理想ですが、今回は自ら行けても、途中で動いてくるミステリーウェイの動向が大きなカギに。個人的には2000~2200mあたりが理想と見ているので、距離延長もそこまでプラスとは思えません。行き切って、ミステリーウェイがまったく来ない展開なら、勝ち負けまで十分ありそうですが、正直その展開は想定しにくいです。
| 券種・買い方 | 組み合わせ・点数 |
|---|---|
| 馬連 |
各2000円(4000円)
|
| 馬連 |
各800円(4000円)
|
| 馬連 |
各1000円(2000円)
|
| 合計 | 10000円 |
ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。
小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。
【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。
【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。