2/8(日)
東京新聞杯(G3)
東京11R 芝1600m 15時45分発走予定
◎④マジックサンズ
○⑤エルトンバローズ
▲⑫ウォーターリヒト
☆⑦トロヴァトーレ
△②ラヴァンダ
△⑥オフトレイル
△⑩エンペラーズソード
△⑮ウンブライル
先週の東京開幕週の傾向のままなら、今週の芝は「時計が速く、前優勢」なのは間違いないと考えます。問題は、今週末の天気予報。機関によってだいぶ異なりますが、「土曜午後から日曜朝まで雪」の予報もあります。もし、雪や雨がまったく降らなければ「1分31秒台」の高速決着でしょう。そうなれば、好時計決着になった昨秋のマイルCSの上位馬が③着ウォーターリヒト、④着オフトレイル、⑤着エルトンバローズと出てきており、負担重量(オフトレイルの59kgは結構きつい)は別として、信頼性も高いとみていました。
しかし、予報通りに馬場が湿ると、推理は変わってきます。単調な「内&前優位」の図式に果たしてなるかどうか? 展開は逃げ候補がメイショウチタン、エンペラーズソード。好位をヤマニンサルバム(休養が長すぎて読めませんが…)、エルトンバローズが狙って、極端なスローはなく平均的に流れるでしょう。雨量(雪量?)次第では「稍重」か「重」に近い馬場にも…。
◎マジックサンズは、多少重めの舞台設定と読んでの狙い。もちろん、良馬場でも昨春のNHKマイルC(②着)が道中後方から内を伸びて「1分31秒7」の好時計で評価できます。富士Sのように流れに乗って構えると、まだ甘くなる面があり、現状は昨秋のマイルCS(⑧着)のような後方差しになる懸念もありますが、そのマイルCSも上がり3F32秒8と、しっかり脚を使えていました。強調すべきは「渋化馬場」への適性。2年前の函館新馬戦(①着)が洋芝=稍重のタフな設定でしたが、楽に進出して突き抜けました。札幌2歳S(①着)も洋芝の重馬場。そこで内を機敏に立ち回ったアルマヴェローチェをパワーでねじ伏せたように、湿った馬場の適性はとにかく高い馬です。1週前追いはショウナンガルフ(きさらぎ賞出走)を圧倒して、CWコースでラスト1F11秒0と猛爆。内を突く競馬を何度もやっているので、内寄りの馬番4番から「イン伸び」に徹せば、浮上余地はあるのでは? 別定57kgも手頃。バラけて、内のスペースが空く展開になれば面白いです。
○エルトンバローズはマイルCS(⑤着)でマジックサンズに先着。芝2500mの有馬記念を間に挟んだのは気になるところですが、マイル戦での手堅さは上位級。半面、2023年毎日王冠を最後に勝ち切れていないように、馬券的には「②、③着型」かも。先週の調教は坂路4F51秒0~1F11秒8と十分に負荷がかけられています。馬格があって、多少のお湿りは問題ないはず。開催2週目で急に内寄りの芝が悪くなるとも思えず、内枠の利と好位付けの利を活かせば強敵。
▲ウォーターリヒトは前年の優勝馬。前走・マイルCS(③着)が正攻法の競馬で「1分31秒6」と強くなっています。その一方で、そのマイルCSは15番人気で「気楽」な立場だったのも事実。ここは昨年の東京新聞杯と同じ「馬番12番」は良いのですが、メンバーレベルは低くないだけに、(今回の出走メンバーの中で)マイルCS最先着を額面通りに受け取って良いかは疑問符。昨年から1kg増の別定58kgで試金石。
☆トロヴァトーレの前走・京都金杯(④着)の1分33秒9は、道中の超スローペースもあって平凡に見えますが、前有利の流れを最後に差し込んだ点では評価。昨秋にはダートもこなしたようにパワーも兼備しています。渋化馬場の適性は間違いなく高いと見ており、マイルCS組に人気が集まるようなら、ルメール騎手騎乗でも意外な買い得になるかも…。東京芝1600mでは2024年11月のキャピタルS(②着)でウォーターリヒトに「ハナ差」。今回の舞台設定自体は悪くないはずなので、一発あるならばここかも。
△は以下の4頭。
ラヴァンダは正攻法で立ち回ったマイルCS(⑯着)が案外でしたが、秋に使ってきた疲れもあったかも…。今回は立て直して、走り慣れた東京コース。岩田望騎手との継続コンビで内の馬番2番。稍重好走歴もあって、渋る程度ならOKでしょう。もちろん、良馬場でも外せない1頭。
オフトレイルは、前走・マイルCSの④着は立派。ただ、今回の別定59kgは現実問題として厳しいでしょう。2走前のスワンSがレコード勝ち。切れ特化の高速決着型だけに、雨(雪)はできれば避けたいところ。押さえまでの評価としました。
エンペラーズソードは、いきなりこれだけの相手だと厳しいでしょうが、1分31秒9で楽々逃げた前走は上々。メイショウチタンとの「兼ね合い」は微妙ですが、2~3番手でも運べる自在性のある馬です。ただ、あまりに人気になるようなら、積極買いはしたくありません。
一発あるなら、ウンブライル。前走・ターコイズS(⑫着)は勝負所で前が詰まって基準外。2走前の富士S(⑤着)は勝ち馬ガイアフォース含めて、今回と近いハイレベル戦でした。すでに6歳を迎え、繁殖入りは目前かもしれませんが、ベストの東京芝1600mなら、一発があっても。
| 券種・買い方 | 組み合わせ・点数 |
|---|---|
| 馬連 |
各2000円(4000円)
|
| 馬連 |
各800円(4000円)
|
| 馬連 |
各1000円(2000円)
|
| 合計 | 10000円 |
ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。
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小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。
【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。
【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。