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道悪も苦にしない牝系に、父の短距離適性を武器にしたお嬢さん

午後に入ってからの新潟競馬は、「夏は牝馬・セン馬」を絵に描いたようなレース結果が続いた。

6・7・8Rは牝馬が1着、9Rはセン馬が2着、10Rは牝馬が2着、そして仕上げのメインレース・アイビスサマーダッシュは牝馬がワンツースリー! まさに「夏のお嬢さん」だ。ビキニがとっても似合うかどうかは知らないが(笑)、男たちにとってはクラクラしちゃう結果となった。

勝ったサチノスイーティーは、それほど人気があるとは言えないお嬢さんだった。まだ下級条件の身だったこともあるだろうが、父カリスタグローリという血統背景も影響したのだろう。

カリスタグローリ産駒は、ローカルの芝ダート短距離でたまに目にする程度。それを裏付けるように、7月16日までの全63勝中、実に58勝までが1200m以下という偏屈ぶりである。当然ながら、クラシック路線へ堂々と駒を進めるような産駒はほとんど見られず、どうしても地味なイメージを拭えない。

しかし逆に言えば、このローカルの芝直線1000mという舞台は、もっとも輝ける条件だったのかもしれない。しかもレース直前にはバケツをひっくり返したような雨が降り、時計面で不安のあったサチノスイーティーを援護射撃した。

サチノスイーティーの母は3戦未勝利で引退したペルファヴォーレ(父アフリート)。その母は23戦未勝利で引退したコンアモール(父アサティス)。母や祖母の競走成績から高く評価するのは無謀な話だろうが、その母=曾祖母の名を見ると、この重賞制覇もうなずける部分が出てくる。81年桜花賞馬ブロケードが曾祖母なのだ。

ブロケードが勝った81年桜花賞は、雨の降るドロンコ馬場(不良)だった。そんな馬場もブロケードはまったく苦にせず、2着テンモンに3馬身半差をつけて圧勝した。ひ孫のサチノスイーティーは、今回、雨に苦しむ他馬を後目に3馬身差をつけた。

そういえば、今回2着のマリンフェスタの祖母は名牝スイーブで、これは今年の桜花賞馬キストゥヘヴンと同じ。「夏は牝馬」である上に、その牝系まで見るのが通なのかもしれない。

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