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クイーンCも共同通信杯も1番人気が単勝2.8倍以内なら安心できる!?

先週(2月6日~7日)の穴ぐさ💨は[2.4.2.60](複勝率11.8%)で、東京新聞杯【A】評価だったエキストラエンドが②着となりました。

東京新聞杯の日は東京競馬場にいてエキストラエンドを応援していたのですが、目の前で落馬事故が起こったので、凍りつきました。ダッシングブレイズは異常なしという診断でしたが、浜中騎手は脳振とうと4箇所の骨折とのことで……一日も早い回復をお祈りしたいですし、今後、事故が起こらないことを願いたいです。

ダッシングブレイズ7枠11番という枠順でしたけれど、早くに内に潜り込んで、直線では最内を突こうとしていました。それだけ東京芝は内が良いということなんだと思いますし、芝500万以上ではこんな成績になっています。

【2016年東京芝500万以上】
馬番 着別度数
馬番1~8番 [14.11.7.79]
馬番9~16番 [0.3.7.61]

14レースが行われて、勝ち馬はすべて馬番8番以内です。今年は東京芝での特別競走が9レース行なわれて、勝ち馬はすべて馬番8番以内9頭中8頭は馬番6番以内です。

春菜賞では穴ぐさ💨のカトルラポールが11番人気で優勝しましたが、同馬以外の芝の特別競走の勝ち馬は1~6番人気で、9頭中8頭が馬番1~8番で1~6番人気だったと言うこともできます。

年明けからこのコーナーでは、毎週のように「芝は内が良い」と連呼していますけれど、ここまで来るとちょっと極端すぎる気もしてきますね……。今週末は降雨の可能性もあるようなので、それによって傾向に変化が出るでしょうか。

先週はきさらぎ賞も行われて、サトノダイヤモンドが圧倒的1番人気に応えて優勝しました。今年に入ってからは3歳重賞での1番人気馬が馬券圏外に敗れていたので、ようやくジンクスが覆された格好でした。

現3歳世代のJRA重賞での1番人気馬は[5.6.3.4]という成績で、これを単勝オッズで分けると次のようになります。

【現3歳世代のJRA重賞での1番人気】
単勝オッズ 着別度数
1.0~2.8倍 [3.5.1.0]
2.9~5.7倍 [2.1.2.4]

今年はシンザン記念(ピースマインド)、フェアリーS(リセエンヌ)、京成杯(ウムブルフ)と1番人気馬が馬券圏外に敗れていましたが、単勝オッズが3.6~5.7倍で、抜けた存在ではなかったんですよね。

上表をご覧いただければ分かる通り、1番人気は2.8倍以内だと9頭すべてが馬券圏内で、8頭が連対していますから、今週末のクイーンC共同通信杯1番人気はオッズを信頼度のバロメーターにすると良いのではないでしょうか。

ちなみに、2.9倍以上でも1番人気が2勝を挙げていますが、それは函館2歳S(ブランボヌール)と新潟2歳S(ロードクエスト)で、②着も札幌2歳S(プロフェット)です。昨年11月以降に限ると[0.0.2.4]ですから、ある程度のキャリアがある馬たちの争いで単勝オッズが高いと、ちょっと信頼しづらい感じですね。参考にしてください。

今週末からは小倉開催が始まり、3場開催に戻ります。各場の芝の使用コース、並びに特別競走での穴ぐさ💨成績は次の通りです。

2月13日~14日
場所
東京 Dコース・3週目
京都 Bコース・3週目
小倉 Aコース・1週目

2月13日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R 調布特別 [0.1.0.19]
東京10R 銀蹄S [0.1.1.19]
東京11R クイーンC [0.1.2.23]
京都9R 琵琶湖特別 [0.1.0.5]
京都10R 飛鳥S [0.0.1.10]
京都11R 洛陽S [0.1.1.24]
小倉10R あすなろ賞 [0.0.1.3]
小倉11R 帆柱山特別 [1.3.1.14]
小倉12R 背振山特別 [0.0.0.7]

2月14日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
東京9R テレビ山梨杯 [0.1.1.17]
東京10R 雲雀S [0.1.2.21]
東京11R 共同通信杯 [0.0.1.15]
京都9R こぶし賞 [0.0.1.11]
京都10R すばるS [2.0.1.22]
京都11R 京都記念 [1.0.0.12]
小倉10R 巌流島特別 [1.0.1.22]
小倉11R 門司S [1.0.1.18]
小倉12R 壇之浦特別 [0.0.1.7]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
すばるS(OP特別、京都ダート1400m)

すばるSでの穴ぐさ💨は[2.0.1.22](複勝率12.0%)で、昨年はタイセイファントムが10番人気で③着に食い込みました。

馬券圏内に激走した3頭の穴ぐさ💨は馬番3~4番で、7~9歳の牡馬でした。内枠の馬が良さそうで、ダートの上級戦らしくベテランでも侮れないようです。3頭は中2~4週の臨戦だったので、順調に使われているタイプが良いかもしれませんね。

注目レース
帆柱山特別(1000万、小倉芝1200m)

帆柱山特別での穴ぐさ💨は[1.3.1.14](複勝率26.3%)で、複勝回収率は101%です。穴ぐさ💨がいた近5年のうち4年で馬券に絡んでいます。

激走した5頭のうち小倉芝1200mで勝ち鞍があったのは2頭で、小倉芝で連対歴がなかった馬もいるので、コース実績はあまり問わない方が良さそうです。ただ、5頭のうち4頭は1~3月に勝利実績があり、5頭のうち3頭は近3走以内に芝で③着以内の好走歴がありました。冬実績やある程度の調子の良さを感じられるタイプに注意しましょう。

ちなみに…
クイーンCでの穴ぐさ💨は[0.1.2.23]、共同通信杯では[0.0.1.15]、京都記念では[1.0.0.12]です。それぞれの過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬の頭数は、クイーンCが5頭、共同通信杯京都記念が3頭ずつです。

クイーンCで激走した5頭のキャリアは、[1.0.2.1]、[2.0.1.1]、[2.1.2.1]、[1.0.0.0]、[1.0.1.1]で、いずれも馬券圏外が1戦以内です。5頭中4頭はふた桁馬番での激走だったので、枠順よりも底が割れていないことを重視したいですね。

5頭のうち3頭は母父がノーザンダンサー系で、残りの2頭は母母父がノーザンダンサー系です。父はサンデー系ミスプロ系ロベルト系なので、そのような組み合わせの馬がいたら注意しましょう。

共同通信杯京都記念で激走した3頭はいずれも③着で、連対圏は1~6番人気に占められているので、そのことは頭の中に入れておいた方が良いでしょう。

共同通信杯で激走した3頭はいずれも芝OPで③着以内に好走した実績がありました。3頭のうち2頭は過去の東京芝で33秒台の上がりを使ったことがあったので、そのような実績がほしいところですね。

京都記念で激走した3頭は、過去に芝2000~2200mのG1~G2を勝利したことがありました。その3頭は中3~6週の臨戦でもあったので、順調に使われている実績馬が人気薄で放置されているようであれば、狙ってみる感じでしょうか。