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M.デムーロ騎手は今年はメインレースがいちばん勝率が高い

先週(2月20日~21日)の穴ぐさ💨は[5.4.4.87](複勝率13.0%)で、単勝回収率が149.9%でした。土曜日(20日)の小倉4R(未勝利、芝1800m)で、グランドサッチャー単勝98.9倍(11番人気)で勝利したのが効きましたね。

ただ、フェブラリーSでは7番人気で③着となったアスカノロマンを指名できず……すみませんでした。得意の先行粘り込みに持ち込むのが難しそうな枠順(2枠4番)だったので狙いから外したのですが、中団から差し込んで現在の好調さを見せつけられました。もっと柔軟に考えるべきでした。

そのフェブラリーSモーニンで優勝したM.デムーロ騎手は、当日の10Rまでを終えての成績が[0.0.2.6]でした。その8頭は1~5番人気で、特に乗れている感じはしなかったんですが、そんなことは関係ありませんでしたね。

前日の土曜日(20日)も10Rまでを終えての成績が[0.4.0.4]で、M.デムーロ騎手自身も「②着ばかりでツイてない」と思っていたそうですが、メインの京都牝馬Sクイーンズリングできっちり勝ちました。

今年のM.デムーロ騎手の成績について、レース番号別に調べてみたら、こんなことになってました。

【2016年のM.デムーロ騎手】
レース番号 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1R [3.2.0.6] 27.3% 45.5% 45.5%
2R [1.0.2.3] 16.7% 16.7% 50.0%
3R [2.1.1.6] 20.0% 30.0% 40.0%
4R [2.2.1.5] 20.0% 40.0% 50.0%
5R [4.3.2.5] 28.6% 50.0% 64.3%
6R [2.2.1.6] 18.2% 36.4% 45.5%
7R [0.3.0.9] 0.0% 25.0% 25.0%
8R [1.0.4.5] 10.0% 10.0% 50.0%
9R [3.3.1.7] 21.4% 42.9% 50.0%
10R [1.0.3.10] 7.1% 7.1% 28.6%
11R [5.3.1.7] 31.3% 50.0% 56.3%
12R [1.1.1.9] 8.3% 16.7% 25.0%

先週は土日のメインレースを両方勝ったことも影響しているのでしょうが、勝率1位は第11Rです。その単勝回収率は163%で、上位人気に推されることが多いのに100%を超えています。

M.デムーロ騎手は、“勝ちたいレースは?”との質問に「土曜日の第1レース(笑)」と答える場面をよく見かけて、それだけすべてのレースを勝ちたい気持ちが全面に出ていると思うのですが、メインレースにおいてはさらにアドレナリンが出ているのかもしれませんね。ちなみに、「土曜日の第1R」は、今年は④②⑤⑫着でまだ勝ち鞍はありません……。

第10Rは[1.0.3.10]という成績ですが、勝利した1月31日(松籟Sモンドインテロ)の第11RはシルクロードSで、ビッグアーサーに騎乗して1番人気に推されるも⑤着でした。今年のM.デムーロ騎手は、第10Rで成績が良くないと第11Rで勝つ流れになっているので、そんなジンクスがお好きな方は気にされてください。

さて、今週からは中山&阪神&小倉という開催に替わります。中山記念ではドゥラメンテが復帰予定で、M.デムーロ騎手がどんな騎乗を見せてくれるでしょうか。土曜日(27日)や第10R以前の成績などと合わせて注目しましょう。

2月27日~28日の芝の使用コース、並びに特別競走での穴ぐさ💨成績は、次の通りです。

2月27日~28日
場所
中山 Aコース・1週目
阪神 Aコース・1週目
小倉 Bコース・1週目

2月27日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
中山9R 水仙賞 [0.0.0.5]
中山10R アクアマリンS [2.2.2.20]
中山11R 総武S [0.1.0.18]
阪神9R 丹波特別 [0.1.1.10]
阪神10R 御堂筋S [0.2.1.11]
阪神11R アーリントンC [1.1.2.15]
小倉10R 日田特別 [1.0.0.12]
小倉11R 皿倉山特別 [1.1.1.13]
小倉12R 合馬特別 [2.1.0.14]

2月28日
場所 レース名 穴ぐさ💨
成績
中山9R 富里特別 [0.0.0.24]
中山10R ブラッドストーンS [1.0.2.23]
中山11R 中山記念 [1.1.0.16]
阪神9R すみれS 出走ナシ
阪神10R 伊丹S [0.3.0.19]
阪神11R 阪急杯 [0.0.1.26]
小倉10R くすのき賞 [0.0.1.11]
小倉11R 関門橋S [1.1.0.8]
小倉12R 周防灘特別 [1.1.2.19]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
アーリントンC(G3、阪神芝外1600m)

アーリントンCでの穴ぐさ💨は[1.1.2.15](複勝率21.1%)で、複勝回収率は172%です。昨年はヤングマンパワーが9番人気で勝利しました。

激走した穴ぐさ💨は4頭中3頭が1勝馬で、その勝ち鞍とレース上がりは、京都芝1800m(35秒8)、函館芝1800m(37秒2)、中山芝1600m(34秒8)。2勝馬は福島芝1200m(35秒5)と中山芝1200m(35秒2)で、上がりのかかるコースで勝っていた馬であることが分かります。阪神に替わることがプラスに働きそうな馬を狙いたいですね。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、そのうち6頭は父か母父がノーザンダンサー系です。7頭のうち4頭はキャリア6~7戦で、7頭のうち3頭は関東馬ですから、キャリアの浅い関西馬に目が行きすぎないようにしましょう。

注目レース
アクアマリンS(1600万、中山芝1200m)

アクアマリンSでの穴ぐさ💨は[2.2.2.20](複勝率23.1%)で、複勝回収率は138%です。今年は芝1200m・ハンデ戦での施行ですが、その条件でも[1.2.1.14](複勝率22.2%、複勝回収率151%)となっています。

芝1600mの頃も含めて③着以内に激走した穴ぐさ💨はすべてひと桁馬番で、芝1200mでの激走馬4頭は5~7歳でした。その4頭のうち3頭は前走から斤量が減っていたので、軽ハンデの馬も侮れないでしょう。

注目レース
周防灘特別(1000万、小倉芝1200m)

周防灘特別での穴ぐさ💨は[1.1.2.19](複勝率17.4%)で、複勝回収率は119%です。

このレースで③着以内に入った穴ぐさ💨は4頭中3頭が中3週以内の臨戦で、同じく4頭中3頭は芝1600mでも連対歴がありました。少し長めの距離でも実績があり、順調に使われている馬を狙うのが良さそうです。

注目レース
合馬特別(500万、小倉芝1200m)

合馬特別での穴ぐさ💨は[2.1.0.14](複勝率17.6%)で、複勝回収率は115%です。

連対圏に入った3頭は4~5歳の牡馬で、馬番が2~6番、そして、父か母父がノーザンダンサー系でした。3頭はダンチヒノーザンテーストを内包していたので、それに該当する馬がいたら注目しましょう。

ちなみに…
中山記念での穴ぐさ💨は[1.1.0.16]で、阪急杯では[0.0.1.26]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、中山記念が5頭、阪急杯が6頭です。

中山記念で激走した5頭は、良馬場の時(2頭)が馬番9~16番で、道悪の時(3頭)が馬番1~5番でした。5頭はすべて6~8歳の牡馬で、いずれも父がサンデー系以外で、5頭中4頭が父ノーザンダンサー系です。

阪急杯で激走した6頭はすべてひと桁馬番で、6頭中5頭は偶数馬番でした。6頭のうち5頭は前走から2ヶ月以上空いていたので、休み明けでも問題はなさそうです。ただ、6頭中5頭は芝重賞での連対実績があり、3頭は芝重賞ウイナーだったので、ある程度の実績は持っていたいですね。